琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

雑記

本当に「情弱」なのは、誰?

参考リンク:「ステマ」に騙される奴は情弱(おごちゃんの雑文) 「情弱(情報弱者)」という言葉が氾濫しているように、僕には思われます。 とくにネット上で、この言葉を用いて、他者の「無知」を批判する人が少なくない。 でもね、僕はこの言葉、大嫌いな…

「ステルスマーケティング」なんて、もう古い!

参考リンク:ステルスマーケティング(Wikipedia) ステルスマーケティング (Stealth Marketing) とは消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることである。略して『ステマ』とも呼ばれる。 具体的には、あたかも客観的な記事を装った広告や、影響力…

移りゆく「インターネットの一番の問題点」

まだ有馬記念の悪夢のことがときどき思い浮かんできて、ウジウジと後悔しながら廊下を歩いていたら、ベテランの職員さんに呼び止められ、「先生、有馬記念どうでした?」と尋ねられた。 場外馬券売場で僕を見かけたらしい。 「いやーサッパリだったよ。エイ…

「THE MANZAI 2011」感想

漫才日本一にパンクブーブー(nikkansports.com) 参加した1516組の中から、上位15組とワイルドカードの銀シャリが決勝トーナメントに進出。ナイツ、Hi−Hi、パンクブーブー、千鳥の4組がファイナルラウンドに進んだ。 ファイナルラウンドでは、西…

子育てにおける「長与千種メソッド」のジレンマ

ちょっと遅くなってしまいましたが、以下のエントリを読んで、いろいろ考えたことなど。 参考リンク(1):アルファケンタウリに到着しました! - 北沢かえるの働けば自由になる日記 これを読んでいて、思い出したのが、クラッシュ・ギャルズの長与千種さん…

さらば、桃鉄。

桃太郎電鉄20周年 ハドソン・ザ・ベスト出版社/メーカー: ハドソン発売日: 2011/12/08メディア: Video Game購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 参考リンク:ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズが終了 コナミによる買収でクリエイター離れ…

九州鉄道記念館で「進化しないことの難しさ」について考えた。

先週末、家族で「九州鉄道記念館」に行きました。 息子は自分が運転席に座れる「ミニ電車」に大喜びしていたし、それを見ていた僕も、「来てよかったなあ」と思いつつ、自分の「鉄道成分」を満足させていたました。 この施設には、九州地方の鉄道の模型や運…

「自分の声が大嫌いだった」人気アーティストの話

一昨日の日曜日の夕方、車でラジオを聴いていたら、福山雅治さんが、こんな話をしていた。 (正確に覚えてはいないので、「だいたいこんな話だった」ということで読んでいただければ) (ある雑誌の「男がなりたい男の顔」で、3年連続1位になった、という…

「昔のインターネットは面白かった」

「昔のゲームは面白かった」 僕もそんなふうに思うことがある。 でも、実際に僕がテレビゲームというものにはじめて触れた、1980年代前半くらいのゲームというのは、なかなか凄まじい代物だった。 昔のマイコンゲームなんて、いまだったら、絶対に1時間もし…

「落語とは人間の業の肯定である」

訃報:落語家の立川談志さん死去、75歳(毎日jp) カリスマ的人気を誇った落語家で元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし<本名・松岡克由=まつおか・かつよし>)さんが21日午後2時24分、喉頭がんのため東京都内の病院で死去した。75歳。葬儀は…

ある「落第監督」の記憶

『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』という新書紹介のエントリを昨日書いたのですが、かなり大勢の人が読んでくれて驚きました。それで、今日はその続きというか、落合監督のことを書いていて思い出した、ひとりの監督の話をしようと思います。その監督は、…

『レインマンになった嫁と暮らす』を読んで

参考リンク:レインマンになった嫁と暮らす(はてな匿名ダイアリー) 僕自身にも以前書いたこのエントリ(『原発離婚!』)のような話があり、この「レインマンになった嫁と暮らす」、他人事だとは思えませんでした。 我が家の場合は、報道が小さくなってい…

「子供を平日欠席させてディズニーランドに…ありでしょうか?」

参考リンク:父親 「子供を平日欠席させてディズニーランドに…ありでしょうか?」(痛いニュース) 最初にこのタイトルを見たとき、僕は「まあ、ありなんじゃないかな」と思いました。 でも、きっとこういう親に対して、ネットの「正論原理主義」の人たちは…

某有名ラーメン店で体験した「驚きのサービス」

先日、出張先の博多で、ある有名ラーメン店に入ったのです。 平日の昼下がりで、まだランチをやっている時間。 店内は満席で、外には数人が並んでました。 僕と友人はランチ(ラーメン+餃子+ごはん)を注文。 まず、ラーメンが運ばれてきました。 早速、僕…

賢い人たちが、なぜ「賢明とは思えない選択」をするのか?

参考リンク(1):自分が見捨てられていることにすら気づいていない人たち(琥珀色の戯言) 一昨日の話の続きです(上記「参考リンク(1)」参照)。 僕は最近、人間の「賢さ」って何だろう?と、考えることが多くなりました。 3月の大震災と原発事故に対…

自分が見捨てられていることにすら気づいていない人たち

参考リンク:勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠 そもそも「勉強」すれば便利に、幸せになれるのだろうか? 僕はそんなことを考えてみたりもするのです。僕の場合は、勉強に価値を見出したというよりは、顔も悪けりゃスポーツも苦手、対…

飲食店で「ちゃぶ台返し」をしたくなってしまう人へ

参考リンク:飲食店での怒りの基準について教えてほしい(はてな匿名ダイアリー) 「はてなブックマーク」では、このエントリを書いた人に対して、「持ってきたものをひっくり返すなんて怖い」「なんでそんなふうに突然キレてしまうのかわからない」という声…

ある「乗り物酔いっ子」の主張

まずは↓をお読みください。 ----- 全国いろんな所にいらっしゃってるようですが、今迄に食べた中で、これは美味しかった!と思うもの、心に残っている食べ物は何処の何ですか?(成松哲さんへの「ザ・インタビューズ」での質問と回答) 僕も「乗り物酔いっ子…

「有名人」と「使い捨てブロガー」と「名無しさん」

参考リンク:結局ブログなんて根性なんだという話(ハックルベリーに会いに行く)ああ、この話はよくわかる。 それと同時に「自著の売り上げが伸びる」わけではない僕にとっては、ブログっていうのは「百害あって一利なし」なのかな、という気もしてきた。「…

「よくできた偽物」は、「本物」の代わりにはなれない。

参考リンク:日本で一番すごい美術館 - Chikirinの日記このエントリを読んでいて、先日行った、この博物館のことを思い出しました。 北九州市立 いのちのたび博物館【自然史・歴史博物館】 この博物館、『スペースワールド』という大きな遊園地(ギャンブル…

落ち着かない結末の『アリとキリギリス』

夏休みにバリ島へ行ってきました。 そこから少し足を伸ばして、ジャワ島にある世界遺産・ボロブドゥール遺跡を観てきたのですが、遺跡見学の前に、研修センターみたいなところで、遺跡の説明ビデオを見せられたのです。 かったるいなー、目の前にボロブドゥ…

「スティーブ・ジョブズは、彼が自身に課したゴールは全て成し遂げたよ」

スティーブ・ジョブズのことを、少しだけ僕も語っておきたい。 彼が、スティーブ・ウォズニアックとともに、ガレージでApple2をつくりあげたという伝説を子守唄のようにしてマイコンマニアになった世代としては、ジョブズの死は、ひとつの時代の終焉だから…

「17歳」さんへの手紙

「きっと何者にもなれない」あなたへ - 琥珀色の戯言このエントリには多くの反応がありました。 そのなかで、こんなことをコメント欄に残してくれた人がいました。 今日は、このコメントについて考えたことを書いてみたいと思います。 17歳 2011/10/04 21:51…

「きっと何者にもなれない」あなたへ

参考リンク:先日、twitterでこういう言葉を拾いました。「きっと何者にもなれないオタクに限って、写真…カメラ極めようとするよね。」なんとなく同意するところなんですが、ここで質問です。自分を何者だと考えますか?(ザ・インタビューズ) この参考リン…

卒業式の日に怒られたこと

高校の卒業式の日のこと。 僕はすでに進路も決まり、ようやく寮生活からもおさらばできるということで、ちょっと舞い上がっていた。 それはみんなも同じだったようで、まだ進路が決まっていなかった連中も含め、掃除の時間に「かったるいよなあ、掃除なんて…

祖父母の再会

母方の祖父は、太平洋戦争で亡くなった。 祖母は、それから女手ひとつで、僕の母親たちを育てたのだ。 何十年か経って、祖母が病気で亡くなった。 祖母がずっと住んでいたのは、関東地方の田舎で、その時代にも、まだ土葬の習慣が残っていた。 その地方では…

万引き少年未満

小学校高学年のときのこと。 僕はひとりで、地元の小さな百貨店のなかの書店にいた。 とりあえず面白い本はないかな、と店内をうろうろしていたら、見知らぬ大人に声をかけられた。 「ちょっと君、ポケットの中身を見せてごらん」 僕のズボンのポケットは、…

「賽の河原」の父親

もう、20年くらい前の話。僕たちは、家族旅行で雲仙に出かけたのだった。 しかし、当時中学生になりたての僕は、家族旅行なんてイヤになりはじめる年頃。 まあ、要するに「なんでせっかくの休みに、親と一緒に旅行なんか行ってられるかよ」 というのが本音…

足を踏んだ弟

弟とは6つ年が離れている。 僕がまだ小学生だったとき、家族である水族館に出かけた。 弟とふたりで館内をまわっていたのだが、僕がトイレから出てきたら、弟が泣いていた。 その前には、顔を真っ赤にした、係員のおじさんがいた。 「この子、君の弟かね。…

「あなたはパソコンに支配されている」

参考リンク:最近のインターネットの人口分布を、自分の観測範囲から分析してみた。 - orangestarの日記先日、妻から「あなたはパソコンに支配されているみたい」と言われたのですが、それ以来、ちょっと考えこんでいるのです。 「じゃあ、もうネットなんて…

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