琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

パワーポイントの功罪

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C562789584/E1801661059/

なるほど、と思いつつ読みました。確かに、パワーポイントというツールは、「なんとなく準備をしてきた感じ」に語り手はなってしまい、「なんとなく聴いた感じ」に聴衆もなってしまうのかもしれません。
でもまあ、みんなが漱石になれるわけでもないので、「平均化するためのツール」としては、やっぱり有用ではあるというか、一度使い始めたら、なかなか止めるのは難しいと思います。医者の学会とかだと、本当に気合を入れて聴かなければならない演題ばかりだったら、それはそれで身がもちそうにないし。

赤塚不二夫のおコトバ

赤塚不二夫のおコトバ―マンガ人生50周年記念出版

赤塚不二夫のおコトバ―マンガ人生50周年記念出版

赤塚さんというのは、ものすごく真面目にものすごくバカなことをやろうとし続けている人なのだなあ、と。
印象に残った言葉
【オレでも、1割バッターなんだよ。】

 TVプロデューサーの森本茂樹さんが、ヒット番組を生み出すのは難しい、という話をしていたら、赤塚先生は、「当ったり前でしょ。そんなにヒットを量産できるわけないよ。オレはこれまで60作以上の作品を描いたけど、当たったのは『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』『ひみつのアッコちゃん』など6作品だけ。1割ヒットを打てば、充分なんだよ」と仰られたそうです。
 赤塚先生の場合は、ヒットといっても「大ヒット」なのですが、確かにそうだよなあ、とも思うし、今みたいに漫画家とその予備軍がたくさんいる時代では、1割だと厳しいかなあ、とも思うし。 
 それにしても「天才バカボン」を今あらためて読んでみると「どうしてこんなことを考えつくんだろう?」と思えてきてしかたがないです。本当に凄い。

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