琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(再掲) ☆☆☆☆☆


【STORY】
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ
大きな運命を託された14歳の少年の物語は、ここから未知の領域へ突入する。
綾波レイと人気を二分するヒロイン、アスカがエヴァンゲリオン2号機に乗って参戦。加えて魅惑の新ヒロイン、マリが登場する。

謎の敵性体“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオン仮設5号機の参加で、さらに激しくエスカレートしていく。
スクリーンに続々と展開する、誰も見たことのないバトルシーン。驚異のスペクタクルの興奮は、未知の物語へとつながっていく。

あえてTVシリーズと同じ出発点からスタートしてみせた新EVA伝説。この第2ステージからは新しい要素が加わり、大きく物語のポイントが切りかわっていく。
そこから見えてくる『新劇場版』の真の姿とは、はたして何なのだろうか?


いろんな意味で凄かった!
いくら僕が住む地方都市で『ヱヴァンゲリヲン』の公開館がひとつしかないといっても、「映画の日」でもない平日・月曜日のレイトショー、しかも大雨の夜に、こんなに映画館に人がたくさんいるのか!と驚いてしまいました。
150〜200人くらいの観客数。多くは10代後半から30代前半くらいまで。そのスジっぽい人たちもいましたが、大部分はどこにでもいるカップル。
いや、「序」を観に行ったときには、「この年で『エヴァンゲリヲン1枚』ってチケット売り場のお姉さんに言うの恥ずかしいな……」なんて緊張していたのですが、このくらい盛り上がっていると、逆に「俺のヱヴァンゲリヲンがお前らにわかってたまるか!」みたいなひねくれた気分にもちょっとなってしまいます。
いやあ、でも本当にこれ、超大ヒットしてるんじゃないかね。予告編が終わって、本編が始まるときの、みんなが一斉に息を呑む瞬間に感動した!


内容に関しては、書きたいけど、まだ観る前の人には、絶対読んでもらいたくない。
まず言えるのは、「もしあなたが迷っているんだったら、ムリしてでも時間をつくって、この映画を観たほうがいいよ」ということ。
そして、もうひとつ言えるのは、「事前になるべく情報を耳に入れずに観たほうがいい」ということです。テレビ版、前の映画版と新劇場版「序」の予習は必要というか、この映画版ではじめて『ヱヴァンンゲリヲン』に触れた人って、この作品にどんな感想を抱くのだろうか?という興味もあるのですが。
もちろん、作り手は、「はじめてヱヴァを観る人」など、最初から置いてけぼりにするつもり満々ですし、それが、この映画のリズムになっています。そもそも、「テレビ版との比較」そのものが、この映画を観る多くの人の楽しみでもあるわけで。

とにかく、絵がスゴイ、音がスゴイ、場面の緩急が見事、そして、「序」を観て、「ああ、ラミエルがパワーアップしただけのリメイクか」と納得してしまった人を絶句させるような、原作を置いてけぼりにする、驚くべきストーリーの変化!


いろいろ語りたいことは尽きないのですが、とりあえず、ぜひ多くの人に観てもらいたい。そして、どう感じたか聴きたい。
僕は同じ映画を2回観るのは時間のムダだというスタンスなのですが、この映画は、公開中にあと1回は必ず観ます。


以下は、「ネタバレ感想」のコーナーです。


本当にネタバレだから、作品を未見の人は、読まないでくださいね。






じゃあ、ここから先は、本当にネタバレですよ!

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