琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

僕がシャープを愛する理由

僕が最初に買ったパソコン(当時は「マイコン」だったけど)はシャープX1というやつで、この機械は「あまりに記録媒体としてのカセットテープの性能が優れていたためにフロッピーディスクに乗り遅れた」という悲劇のマシンだったのです。毎月「I/O」とか「LOGIN」とかの広告ページを読みながら、このゲーム、X1に移植されないかなあ、なんて溜息ついてたなあ。当時はマイコンなんて自分の金で買いかえられるわけもないし。

それで、大学に入ってから憧れのX68000というマシンを手に入れたのですが、これで「アフターバーナー」とか「ウイニングポスト」とかを死ぬほどやりました。当時の主流はNECのPC98シリーズだったんだけど、X68000には、「遊び(ゲーム)のためだけの無謀なハイスペック!」という「美学」があったんだよ本当に。で、もうX68000も完全に死に体になって、ソフトも全然出なくなった夏の日に、突然画面が映らなくなってしまったロッパーを修理に出すことになったのです。待つこと2週間…

僕のロッパーは、綺麗にビニール袋に包まれて、ピカピカになって戻ってきました。その袋には「心を込めて修理させていただきました」という文字が印刷してあって。保証期限がとっくの昔に切れている、もはや下火のマシンだったにもかかわらず、修理代は1円も取られませんでした。
シャープの全部門・全社員がいい人ばっかりかどうかはわからないけれど、僕は一緒にマイナー機種時代を過ごしたシャープに友情みたいなものを感じているのです。勝手な思い込みですまんけど。

だから、がんばれシャープ!微力だけど応援してるよ。

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