琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

気になる一人称

 「人のセックスを笑うな」を読んでいていちばん辛かったのは、主人公の19歳男性の語りが「オレ」という一人称で行われていたことです。僕はどうも、この「オレ」という自称が、文字で見ると恥ずかしくて仕方ないのです。漢字で「俺」だったら、全然違和感ないのだけれど、カタカナの「オレ」はダメ。なんかこうチクチクするんですよね。ああ、そういえばカタカナの「ボク」というのを大人が使っているのもなんかダメだなあ。「オイラ」もちょっと厭だ。
 女性の一人称としては、「アタシ」には、頭の中がかゆくなります。なんだか、昔の新井素子チックで(って、新井さんは「あたし」という平仮名だったか)。

アクセスカウンター