琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

痛すぎる!バンド地獄

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-051128-0018.html

殴って上手くなるというならともかく…という話なのですが、これは本当にひどいです。なんでこんな連中と一緒にバンドをやっていたのか。
しかし、バンドといのは、ある種の悲劇を内包した集団ではありますよね。だって、中学校の仲間でバンドを組んでプロを目指したとしても、みんながみんなプロとしてやっていけるレベルの演奏力や度胸を持っているとは限らない。いや、持っていない場合のほうが普通のはずです。それで、結局はメンバーチェンジが行われたりして、上を目指すわけなのですけど。
以前、JUDY AND MARYは、プロを目指すためにいろんなバンドから巧い人を集めて造られたオールスターバンドみたいなものだ、という話を聞いたことがあって、僕はなんとなく、そういう姿勢に対して「仲間を裏切った」みたいな不快感を持っていたのです。ジュディマリには大好きな曲がたくさんあるのだけれど、実際にステージで演奏しているのを観たり聴いたりしていると、メンバーから、「俺はあんまりこういう曲好きじゃないんだけどさ。まあ、自分のバンドの曲だからね…」というような空気が伝わってくることってあったんですよね。
逆に、ずーっと同じメンバーでプロになるまでやっていけるというほうが、よっぽど稀有な状況であり、そういう意味では、「裏切る勇気」とかが必要なこともあるのかもしれません。というか、そのくらいじゃないと、成功できないんだろうなあ。
それにしても、このバンドのくだらなさは尋常じゃないというか、何のために音楽やってるんでしょうね、この人たちは。

アクセスカウンター