琥珀色の戯言

【読書感想】【映画感想】のブログです。2016年8月より、『はてなブログ』に移行しました。

「ご迷惑かけてすみません」

http://www.mypress.jp/v2_writers/reiko_kato/story/?story_id=1356218

まあ、僕もよく引用をしているのですが、こういう「引用」の仕方をされてしまうと、激しく萎えてしまいます。他人の揚げ足とりたいのはこの方の仕様だからしょうがないんだろうけどねえ。

そして、いちばんいい関係というのは、子供連れの側の「ご迷惑かけてすみません」という気持ちと、周囲の人の「子どもがいて大変なんだから、温かくサポートしてあげよう」という気持ちが行き届いて、お互いの配慮が緩衝材になっている状況だと思うのです。

という僕が書いたもののなかから、

子供連れの側の「ご迷惑かけてすみません」という気持ちと、

の部分だけ「引用」されてインネンつけられちゃたまりません。そもそもこれは「引用」とは言えない。別に読み飛ばす人にいちいち文句言ったりしませんが、言及するのであればちゃんと読んでください。

「ご迷惑」という言葉が悪い印象を与えてしまったというのには謝罪します。しかしながら、さまざまな状況において、子供の話し声や動き回る姿に対して「不快感」を抱いたことがない大人のほうが少ないのではないかと僕は考えています。でも、僕を含めて、多くの人は、そういう状況に対して寛容です。しかしながら、その親が「子供がいるんだから、騒いで当然だろ!」という態度であれば、やはりそれはなんだか腑に落ちません。そういうのは、「感情」の問題なのかもしれませんが。
 少なくとも、昔(といっても20年〜30年前くらいのものです)の日本では、親の多くに現在よりはるかに「周囲に対する気配り」がありましたし、周囲も「子供のいる環境」に対して寛容でした。現在よりもっと夫婦あたりの子供の数は多かったにもかかわらず、です。僕は「お互いに自分の権利ばかり主張して、譲り合えないこと」が問題の本質だと思っていますし、子供を持つ親の側ばかり称揚したところで、それは、軋轢を深めるだけなのではないでしょうか。「うちの子が騒いですみません」と言われれば「いえいえ、元気があっていいですね」と微笑むことができても、「子供は騒ぐのが当たり前で、社会のために産み育てているんだから、文句なんて言う人は非国民!」なんて相手が思っていたら、「なんだと!」と憤りますよね普通。そもそも、親になった人だって、自分が親になる前には、子どもに対して不快に思った経験が皆無ではないはずだし。

本当は、社会制度よりも、「将来に希望が持ちにくい社会」という絶望感のほうが、少子化に影響しているのではないかと、僕は考えているのですが。

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