琥珀色の戯言

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WBC、日本チームが奇跡の4強進出

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-060317-0016.html

まさに、禍福はあざなえる縄の如し、というか…
日本にとってはありがたい結末ではあるのですけど、なんだか勝負のアヤとかいうものについて、いろいろと考えさせられてしまいます。
そもそも、メキシコチームは、
http://www.zakzak.co.jp/spo/2006_03/s2006031508.html
↑にあるように、日本に負けた時点で準決勝進出は諦めムードで、昨日はディズニーワールドに遊びに行っていたなんて話もあったので、「こりゃあもう、アメリカの圧勝だな」と僕は予想していたのですが、結果をみて驚きました。しかもアメリカの「お家芸」である「誤審スペシャル」まで炸裂してしまったみたいですし。それにしても、メキシコが決勝に進出できる条件というのが確か「延長13回で3対0で勝つ」とかいうようなほとんど不可能なもので、開催国アメリカを準決勝に、という雰囲気もあったなか、こんな結末になろうとは。そりゃあ、メキシコは韓国とも接戦でしたし、けっして弱いチームではなかったと思うのですが、クレメンスが先発して必勝体勢だったアメリカに勝ってしまうなんて、というか、この状況でアメリカが負けてしまうなんて…メキシコ空気嫁!というような叫びが現地では渦巻いていたのかもしれません。
でもなあ、結果的には、誤審でかえってメキシコをやる気にさせてしまったのかもしれないよねえ。

しかし、今回の日本の敗戦(じゃなくなったわけですが今のところは)の原因として「勝てば兵役を免除してもらえる韓国の気合、チームワーク、日本チームの国際経験のなさ」などが挙げられていたのですけど、考えてみれば、昨日の9回表の新井の打席を観てもわかるように、気合さえ入っていれば勝てるというものでもないし、今日のメキシコなんて、どう考えても、「勝たなければならない」アメリカに比べれば、ディズニーボケしていたはずです。それでも、勝ったのはメキシコでした。
じゃあ、何が勝負を決めるのか?と考えても、結局はよくわかんないんですよねこういうのって、何が足らなかったのか?なんて問うこと自体が無意味なのかもしれません。ベースボールというのは、投手のデキが大きなウエイトを占めるスポーツだし、すごく良い投手というのは、どんな強力打線でもなかなか打てないものだしね。
まあ、日本チームの「接戦での弱さ」にはなんらかの問題がありそうな気はするんですけど。

ただ、これで流れは大きく変わったような気がします。今度プレッシャーを感じるのは、一度「終わった」日本より、韓国のほうでしょうから。もちろん、「3連敗」ということになれば、目もあてられないことになりそうだけど、なんだか、今度はいけるんじゃないかなあ。いっそのこと、日本チームも明日はディズニーワールドへ……

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