琥珀色の戯言

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南極物語

南極物語 [DVD]

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たぶん10年ぶりくらいに観たような気がするのだけれど、今回の感想は、「なんだかアッサリした映画だなあ」というものだった。いや、なんかもっと「感動的」な演出がされていたような記憶があったから。23年前の映画の演出としては、このくらいがスタンダードなのかもしれないけど、タロ・ジロとの再会シーンにしても、僕がいつも観ている最近の映画なら、もっと過剰演出になっていただろうと思うし。でも泣けました。
それにしても、この「南極物語」、あらためて観て思ったのは、ヴァンゲリスの音楽がすごくアクセントになっている、ということでした。というか、あのテーマ曲、ものすごく涙腺に効きます。単調で無機質な音楽のような気もするのだけれど、本当に不思議。
ところで、最後のスタッフに「オーロラ製作班」っていうのがあったんですけど、オーロラって人工的に作れるのだろうか…
それと、荻野目慶子が、この23年間でこんな数奇な人生を歩むとは、あのころは夢にも思わなかったなあ。

あと、ディズニー版の「南極物語」は、「原作より明るい話」になっているらしいのですが、僕はなんだかあまり魅力を感じなかったのですけれども。
もっとも、この日本版の「南極物語」のような動物映画は、これからは作るのが難しいでしょうね。「動物虐待」であることは間違いないから。

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