琥珀色の戯言

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人生と妹

↑の本のなかの「紐育素描集」より。

 人生よ、おまえはまるで私の妹のよう―。
 そう詩ったのは、パステルナークだったろうか。初めて読んだ時は、どうして人生が妹のようであるのか、さっぱり分からなかった。が、今は、40年以上生きてみた今は、この詩の意味がほんの少し分かるようになった気がする。
 人生よ、お前はまるで私の妹のように可愛い。初めの頃はあどけない顔をして私の後についてきただけだったのに、人生よ、おまえはいつの間に私にはどうしてやりようもないところへ行ってしまったのだ。まるで私の妹のように。

 あまりに素晴らしい文章だったので、引用させていただきました。手の届かないところに行ってしまったとしても、妹は妹だし、人生は人生。そんなことはわかっているのだけれども、やっぱりせつないなあ。

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