琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

僕とパソコン通信とネットでの交友

http://goby.jp/m/archives/000740.html

というか、僕はインターネットにはじめて接続したのも6年前くらいなので、実際に「パソコン通信」なるものを体験したことがないのです。僕が知っている「パソコン通信」っていうのは、昔「ログイン」の巻末に載っていた寺島令子さんの「墜落日誌」というマンガで接する機会があった程度のものでした。しかも僕は「墜落日誌」を読みながら、「ああ、僕はまだ、『パソコン通信』に手を出すほどオタクじゃないな。まだまだ大丈夫!」なんて、自分に言い聞かせていたのですからなんともはや。まあ、今から考えたら、僕に「ハードオタク」呼ばわりされる筋合いなんて「パソコン通信の人たち」には、まったく無かったわけですけど。
でも、http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20060325
↑に書いたように、僕はあの「パソコン通信」の「リアルタイムでのチャット」とかには全然魅力を感じなかったのですよね。というか、今でも誰か個人向けのレスとかメールとか書くのは苦手です。
ただ、今になって思うのは、「ネット歴」って、浅いうちのほうが「親友」を作りやすいし、そういう初期の友人のほうが長続きするんじゃないかな、ということなのです。たとえば、この「琥珀色の戯言」というのは、そんなに大きなブログではないのですけど、それでもやっぱり今の僕にここで話しかけてくれる人って、「あのブログの人だから」というのを意識してしまう面って、必ずあると思うのです。こう言ってはなんだけど、サイト持ちにとっては、自分より世間的に大きなサイトにはちょっと遠慮というか用心があるし、あまり人が来ないようなサイトに関しては、もしそこで自分が罵倒されていても、「めんどくさいから放置」してしまったりするわけです。それこそ、わざわざ便所の壁にみんなを呼び集めて、「ここにオレの悪口が書いてあるぞ!」なんて宣伝するのもバカバカしいし。
サイトをはじめて最初の頃って、自分とか相手の規模なんてあんまり意識せずに、一対一として接することができますしね。そこそこ「ネット慣れ」してしまうと、「トラックバックは政治だ」みたいな話になってしまいがち。
要するに「学生時代の友達のほうが、仕事場での友達よりも一生ものになることが多い」というのと同じことなのではないかなあ、と思うのです。
サイトが「成長」すればするほど、「政友」はできても「親友」ができなくなるというのは、ものすごく皮肉な話ではあるのですけど。

まあ、僕に友達ができなくなった理由は「大人になった」からではなくて、日頃からいろんなところに噛み付きまくっているせい、なのかもしれませんが……

アクセスカウンター