http://retropc.net/archives/2006/05/post_93.html
ここに載せられているイラストを見て、「あの人か…」と思い出しました。
まだ50歳ということは、美少女ゲーム雑誌化する前の「コンプティーク」で活躍されていたころは、今の僕とそんなに変わらないくらいの年齢だったはずです。
「コンプティーク」といえば、僕にとっては「ゼビウス無敵モード」と「ロードス島戦記」が印象に残っていて、昔は「ロードス」に触発されて、D&D(B&Bじゃないからね、若者諸君)のゲームマスターをやったりしたものでした。結局、日本ではテーブルトークRPGというのは、あまりメジャーにはなれなかったけれど。
中野さんが描かれていた頃のマイコン(ゲーム)雑誌っていうのは、今から考えれば、いちばん良い時代だったのではないかなあ、という気がします。個性のあるライターたちが、次から次へと生み出される「新しいゲーム」を熱く語っていた時代。
中野さんのイラストは、そんな業界の人々やゲーマーたちをちょっと茶化しながら、余裕と愛情たっぷりに描かれていたものです。
僕たちのマイコンゲームの時代が、またひとつ終わっていきました。
中野さんの御冥福を、謹んでお祈りいたします。