琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

芥川賞・直木賞最終予想

芥川賞

伊藤たかみ(35)「八月の路上に捨てる」(文学界6月号)3
鹿島田真希(29)「ナンバーワン・コンストラクション」(新潮1月号)初
◎島本 理生(23)「大きな熊が来る前に、おやすみ。」(新潮1月号)3
中原 昌也(36)「点滅……」(新潮2月号)初
本谷有希子(26)「生きてるだけで、愛。」(新潮6月号)初


直木賞

伊坂幸太郎(35)「砂漠」(実業之日本社)5
宇月原晴明(42)「安徳天皇漂海記」(中央公論新社)初
古処 誠二(36)「遮断」(新潮社)2
貫井 徳郎(38)「愚行録」(東京創元社)初
三浦しをん(29)「まほろ駅前多田便利軒」(文芸春秋)2
◎森  絵都(38)「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)2

芥川賞は、◎島本理生さんの単独受賞、もしくは「受賞者なし」かも……
あと、穴で本谷さん。あまりに「時代に迎合しすぎている」気がして、僕はあまり好きではないんですけど……
直木賞は、◎森絵都さん、○伊坂幸太郎さんのダブル受賞で。「風に舞い上がるビニールシート」は、まだ半分も読んでいないのですが、なんだか中年心にズキズキする短編集です。「砂漠」よりは、「死神の精度」のほうが良かったのだけれど、伊坂さんはいまが「ブレイクさせどき」の作家だと思うし(というか、そろそろ熟れすぎちゃうのでは)。宇月原さんは、個人的に応援してみました。
結局、最初の印象とあんまり変わらない予想だなあ。

アクセスカウンター