琥珀色の戯言

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「博士の愛した数式」感想

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ルート先生の自分語り、うざっ!
というか、たぶん毎年やっているんでしょうけど、あのネタのためだけに、数式とかを綺麗に書いたプレートを準備しているのがすごく嫌な感じです。初対面の先生に、いきなりあんなふうに語られる生徒は、むちゃくちゃ引くと思う。

以下ほんのちょっとだけネタバレ感想

この「博士の愛した数式」なのですが、けっして悪い映画ではないのです。このゆったりとした、微笑ましい世界観と、ちょっとぎこちない丁寧語の連発が新鮮な深津さん。博士の「浮世離れ感」も寺尾さんの好演でよく表現されています。でも、「中途半端な回想形式」にしてしまったことが、なんだか中途半端な印象につながってしまったのかもしれませんね。
僕は基本的に「泣け泣け映画」は好きじゃないんですけど、この「博士の愛した数式」については、原作はせつなくてじーんとしたのですが、映画のほうは、なんだかずっと「泣け、ほら泣け」と言われているわりに、「ここで泣けばいい!」という解放されるシーンがなくて、なんだか消化不良な印象もありました。最後も泣くところなのかもしれませんが、「あっ、『フィールド・オブ・ドリームス』だ!」という感じでしたし。まあ、元の設定だって『メメント』だしねえ。
最後のほうは、正直ちょっと眠かったです。退屈というよりは、眠くなってしまうような穏やかさに満ちた作品、なのですけど。
「学問バカ」(褒め言葉ですよもちろん)って、僕はすごく好きだし、映像と音楽がとても美しい佳作であることは間違いありません。
でもなあ、あの原作だったら、もうちょっとドラマティックな映画にできたんじゃないかなあ、とも思うんだよなあ。

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