- 作者: みうらじゅん,いとうせいこう
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/25
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もう「定番」となっている、みうらじゅんさんといとうせいこうさんの仏像めぐりの旅。
第3巻が、韓国・中国・タイ・インドをめぐるという「世界篇」だったので、もうネタが無くなってしまうのではないか(まさか、「西欧篇」はないだろうし)、と心配していたのですが、今回の「4」は、みうらさんといとうさんという2人の「見仏人」の内面への旅、という感じです。2人がそれぞれの御両親を伴っての「親見仏」という企画などは、仏像の話よりも「大人になってしまった息子と親の関係性」みたいなものをしみじみと考えさせられる話になっています。
ところで、先日レンタルDVD店で、
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2002/11/22
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あと、この本でいちばん驚いたエピソード(「即身仏」に関して)に
また、”昔はきちんとした結跏趺坐(けっかふざ)の形をしていないと潰された”そうで、せっかく何十年修行して即身仏になっても、死の間際までまったく気が抜けなかったらしい。
というのがあって、ということは、実際に”潰された”即身仏志望の方もいらっしゃったということなんですよね。なんだかそれって、あまりにも悲しい。死んでしまう直前に、ちょっとグラッときたりしただけでもダメだなんて……
ちなみに、結跏趺坐(けっかふざ)というのは、
http://www.sotozen-net.or.jp/zazen/sahou.htm
↑の「5」の項を御参照ください。