琥珀色の戯言

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三重県尾鷲市、産婦人科医との交渉決裂

http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20060901/p3

↑のサイトで紹介されている経緯を読んで思ったですが、これはもう「市が悪い」「産婦人科医が悪い」というような問題じゃなくて、単に「条件闘争」の結果として、「お互いの条件が合わずに決裂」というふうに考えるべきなのかもしれません。
この「24時間拘束、休みは年末2日」という労働体制はあまりにも酷いし、その一方で、5500万円というのは、勤務医としては、かなりの高年俸であるのは間違いありません。他の科は1500万円くらいだそうなので、「他の科」である僕としては、「こんな環境で5年も10年も働くのはムリだけど、それこそ1年間死ぬ気でがんばって『まとまったお金を稼ぐ』というのも、考えられない話じゃないな」とも感じるわけです。短い期間だったら、この条件で働いてもいい、という医者だっているのではないでしょうか。
でも、この場合の最大の難点は、市側が「お金の問題が大きい」と思い込んでいるということで、多くのメディアも、そういうふうに伝えているというところなのです。本当にこの医師が求めているのは「月1回」の休み(なんて謙虚な要求なんだ!)のほうではないかと思うのですが。それこそ、週に1回休めるなら、減俸だって呑んだのではないでしょうか。
いくらお金を積まれても、肉体的・精神的に「耐えられないレベル」というのは厳然としてあるわけで、「正直、体がもたない」というところに「休みは増やせない、お前の年俸は高すぎるから、給料を減らす」では、やってられないですよね。