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琥珀色の戯言

【読書感想】【映画感想】のブログです。2016年8月より、『はてなブログ』に移行しました。

大横綱・丹波哲郎伝説

丹波哲郎さん大霊界へ旅立つ
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060926-95356.html

日刊スポーツの記事なのですが、この見出し、みんなが一度は頭に思い浮かべつつも、さすがに死亡記事だと不謹慎かな……と悩んでしまうものではないかと。まあ、御本人が仰っていたことなので、不謹慎よばわりするほうが失礼なのかもしれませんが。
僕にとっての丹波さんは、子供の頃ときどき観ていた「Gメン75」と、高校時代に寮で毎週聴いていたデーモン小暮閣下オールナイトニッポンの人気コーナー「夜霧の横綱審議会」での大横綱っぷりがとくに記憶に残っています。

丹波さんの印象的なエピソードをいくつか(すみません、事実かどうかの確証はないです)。

村野武憲さんの話)
 丹波哲郎さんがセリフを覚えないことは有名だ。昔、ドラマで共演して、その真骨頂を存分に見せてもらったよ。まず本読みの時。丹波さんがADを呼び「社長のオレがこんなこと言うわけないだろ。台本、違ってんじゃないのか」と疑問を呈した。ところが「いえ、前のページの奥さまのこういうセリフを受けて」の説明に、「そうだよぉ。なあ、おまえを確かめたんだ」って。ウソばっかり、と笑ったねぇ。自分のセリフ以外、台本は読まないんだ。私はその時、丹波さん演じる社長の秘書役。だから絡みが多い。見てると、イスに座ってしゃべるシーンでは台本を机の上に置いている。料亭の場面では新聞を無理やりテーブルに置かせ、新聞の間にこっそり台本を入れたり、まあ面白い。
 座ってる時はまだいい。社長室で丹波さんが歩きながら業績を語るシーンがあった。歩きながらだから、カンペもない。「今年の売り上げは」とかしゃべり始めた丹波さん、途中で「え〜う〜」と詰まる。その時だ。「どうなっとる? 君ぃ」と、秘書役の私に振るんだよぉ。まあ、こういうこともあるだろう、と私は丹波さんのセリフをうろ覚えながら覚えていた。だから「それにつきましては……」とやってはみたが、やっぱり演出上無理なわけだ。「すいませ〜ん、NGで」とディレクター。
 撮影の合間、結構時間があるんだよ。その間、丹波さん、みんなを集めて霊界の話ばっかりしてるんだ。その時間にセリフ覚えればいいのにと思うのに、「覚えたら新鮮味がない」。だから「嫌だ」って。でも、それで“世界の丹波”で通って、活躍してるんだから……すごいでしょう。

スピード違反で捕まって、車の中から
丹波「俺はGメンだ。ご苦労」
警察「いや、**kmオーバーですよ。」
丹波「いやいや、わかるだろう?な?」

という押し問答が続き、最後は警察が
「いい加減にしてください!!」
とブチ切れ、結局キップ切られたというのが真相らしい。以前、本人が言ってた。

徹子の部屋」に出演した時の話
丹波「今まで1000本以上の映画に出た・・・」
黒柳「1000本ですか! まあすごい」
丹波「いや、それが詳しく調べさせたら、500本だったって」

大昔のダウンタウンDXにて。
まだ番組が、大物ゲストとその身近な人を呼んでインタビューするという
形式だった頃、岩下志麻がメインゲストで、丹波さんも一緒に出た事がありました。
「ベッドシーンが合ったんだが、ピッチピチに固いジーパンはいてるんだよ!
固くて脱がせないんだこれが!けしからん!脱げ!と怒ったんだがガンとして
脱がない。旦那の所に電話して状況を説明して怒ったら旦那も「けしからん!
脱ぐように言って下さい!と怒るんだ。それでも脱がなかったんだよ〜〜〜〜〜〜」

丹波先生ちょっといい話

たしか、丹波先生の事務所で働いている女性のコラムで読んだ話。
丹波先生はこれまでの人生で、あまりに多くの女性とヤリすぎたため、
自分の周りの女性の誰とやったのか、やってないのかを把握していないとのこと。

そこで、丹波先生は自分の周囲の女性に手当たり次第、
「おい、○○。おれ、お前とやったことあったか?」
という質問を連発しているらしい。
しかも、誰にこの質問をしたかも聞いたそばから忘れるので、
コラムの作者の女性は、この質問を月に1、2回は聞かれるそうな。

大霊界』パンフ "丹波語録"より

・「霊界の宣伝マンとして、映画が完成したら、僕はこの世にもう用は無い。
いや、映画の続編を作るかもしれんな。
続編はロンドンのパインウッド撮影所で全世界をマーケットに作るよ。」

丹波:「(友情出演の千葉真一を指して)これなんかは、死んだらばいいとこに行きます。
人間界において一群の長であった者というのは、霊界でもそれなりに扱われる。」

Q.丹波さんご自身はどのへんに行かれると思ってますか

丹波:「僕かい?まあまあのところじゃないかと思っているよ。」

丹波先生は付き合いの長い助監督が一本立ちすると
必ず出演してあげるそうです。たとえどんなに下らない企画でも。
ノンクレジットでサンドイッチマンを演じているらしい「恐怖女子高校 不良悶絶グループ」も
志村正浩の本編デビュー作。

 僕にとっては、大俳優というよりは「個性派」「奇人」という印象のほうが強かった丹波さんなのですが、なんだかこの人は「死なない人」なのではないかとなんとなく思っていたので、訃報はとても寂しいです。謹んで御冥福をお祈りいたします。