琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

サムソンの敗戦と「ディープインパクトドーピング事件」

http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20061022-107041.html

メイショウサムソン三冠馬になるようじゃ、三冠馬っていうのもそんなにたいしたことないのかもしれないな、なんて思いつつ、サムソンの単勝を「2倍もつくのか!」と喜び勇んで大量に買って、さらにサムソンから人気薄の長距離血統の馬たちに流しまくった僕にとっては、苦い苦い菊花賞になってしまいました。正直、サムソン三冠馬にいまひとつピンときていなかったのだけれども、それでも、アドマイヤメインの血統やレース振り、そして、ドリームパスポートの血統や馬体、あるいはそのほかの馬の血統やレース振りを考え合わせると、「距離が3000mになれば、さらにサムソンが有利になるだろうし、他の馬との差はかえって開くはず。むしろ、この馬にとっての難関は、皐月賞だったんじゃないの?」と思い込んでいました。うーん、やっぱり三冠馬というのは「歴史的名馬」にしか許されないのか……
それでも、ソングオブウインドドリームパスポート馬連なんていうのは、正直、「なんでそんな結果になってしまったのかわからない」としか言いようがなくて、それでも僕の目の前にある結果はそれしかなくて、ほんと、最近の菊花賞というのはわかんないレースになっちまったなあ、としか言いようがない。
大事なのは血統よりレースでの折り合いだ、なんていうけれど、今日みたいなハイペースになってもドリームパスポートが突っ込んでくるなんて思わなかったし(スローペースでヨーイドンならありえるとは予測していたけれど)、ソングオブウインドの上がり33秒5なんて、「直線だけデュランダルと入れ替わったのか?」という感じでした。

ところで、例の「ディープインパクトドーピング事件」で僕があらためて考えたことは、「競馬というギャンブルで我々に与えられている情報というのは、ごく一部の断片的なものなのだ」ということです。新聞では、連日「ディープインパクトは順調」と報じられていて、僕はそれを疑いもしなかったのですけど、現実のディープには渡仏後気管支系の不調がみられて、今回の「ドーピング」の原因となる薬が処方されていたようです。でも、僕は(そして、多くの日本のファンが)「ディープインパクトが気管支系の不調を抱えていて、薬を投与されていた」なんて、全然知りませんでした。いや、今回のディープは「日本代表」だから、ということなのかもしれませんが、僕はむしろ普段の競馬においても「馬券購入者やファンに伝えられていない事実」がたくさんあるし、にもかかわらず、僕たちは不確実極まりない馬券を買い続けているのだ、と考えてしまうのです。いやほんと、ドリームパスポートフジキセキ産駒っていうのは嘘なんじゃないか?とか、今日の18番は本当はレイルリンクだったんじゃないか?とか思えてきてしょうがないです(いや、レイルリンクは今日みたいな超高速馬場ではかえって用無しかもしれませんが)。

アクセスカウンター