昨日の「僕が十代の頃にハマっていたもの」
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20061023#p3の裏側。
十代の頃、許せなかったものたち。
自衛隊。核兵器。不倫。
ヤンキー。暴力団。週刊チャンピオン。
エビフライの尻尾と魚の目玉。活き造りのイカをつついて遊ぶ酔っ払い。
「乗客に日本人はいませんでした」
光GENJI。ドリカム。松田聖子。
人前でイチャイチャするカップル。彼女自慢する男。
クリスマスイヴ。バレンタインデー。
NECのマイコン。ベータを見捨てたソニー。
美少女ゲームしか載らなくなったポプコム。広告しか載らなくなったログイン。
可愛い主人公が、なぜか「普通」という設定になっている少女マンガ。
「キックオフ」。「きまぐれオレンジロード」。
巨人。長嶋茂雄。
赤川次郎。新井素子。コバルト文庫。
恋愛話したしないヤツ。そして、そんなことでいちいちムカつく自分。
三十代の僕が、今、許せないものたち。
FA制度。巨人。阪神。
援助交際。
マンションの宣伝の電話。当直室の空気。
「医者なんだからお金持ちなんでしょ」
辻仁成。柳美里。
祝日の土曜日。
病院の廊下を走り回る子供。
全然肝心のところが見えない「袋とじ」
不躾なマスコミ。
人の揚げ足をとるだけの「ブロガー」
飲み会での仕事の話と愛想笑い。
プレステの電源を入れてからゲームがはじまるまでのロード時間
公共料金の領収書。宅急便の不在通知。
ダイレクトメール。スパムメール。
こうして並べてみると、オトナになるというのは、全然偉いことじゃないのだな。
むしろ、人間としての「ココロザシ」とか「スケール」は、確実に劣化しているようだ。