- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: DVD
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日本版の『南極物語』
なぜ、犬たちを見捨てたんですか!
タロー、ジローー!!
ワン、ワンッ!(一面の雪景色の向こうから駆け寄ってくるタロとジロ)
(ヴァンゲリスのテーマ曲)
というのをずっと記憶している僕にとっては、このハリウッドリメイクの『南極物語』は、予告編を観たかぎりでは、「なんだかヌルい美談にされてしまったな」という感じで、あまり食指が動かない作品でした。旧作半額レンタルで、他にとくに食指が動く作品もなかったので借りてみたのですけど、実際に観てみると、僕が思っていたよりもはるかに面白かったです。いや、日本版よりもハッピーな結末ではあるんですけど、犬たちが置かれていた状況の過酷さは伝わってきますし、犬たちの「演技」という意味では、日本版よりはるかに凄いかもしれません。やっぱり犬はかわいい。
ただ、最後にヴァンゲリスのあのテーマ曲がないと、なんだか落ち着かないというか、満足できなかったりするんですよね。音楽が人の記憶に与える影響というのは、本当に大きいもののようです。『炎のランナー』といい、『日韓共同開催のワールドカップ』といい、ヴァンゲリスの音楽というのは、シンプルなメロディーのようで、ものすごく心に残るんだよなあ。