琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

誰が『週刊プレイボーイ』を買っているのか?

http://omouni.com/log/eid229.html (ヲモウニ (10/25))

↑で「若者とオヤジを区別するとき」のひとつの判断基準として「『週刊プレイボーイ』を買わなくなったとき」というのが挙げられているのですが、実は、

文学賞メッタ斬り!リターンズ

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↑の本のなかで、島田雅彦さんが、こんなことを仰っておられます。

 あと知ってますか、集英社の<<週刊プレイボーイ>>って読者の年齢が低いように思うでしょう? じつは結構高くて、40近いんですよ。その証拠に、45の僕が定期購読してますから(笑)、年齢上げちゃってるんだけど。でも他の週刊誌も<<週刊現代>>とか<<週刊ポスト>>とか、軒並み読者の平均年齢高いですよ。一番高いのが<<週刊文春>>だそうです。

週刊プレイボーイ』は、十代の若者が恥ずかしそうにコンビニのレジに持っていく雑誌では、もう、なくなってしまっているんですよね。考えてみれば、『プレイボーイ』というのは、今の「成人向け雑誌」のなかではグラビアもけっしてきわどいほうではないし(むしろ、「アート系」にカテゴライズされると思います)、先日も「エヴァンゲリオン放映から10年」なんていう特集が組まれているように、記事そのものも、けっして「いまの10代から20代前半をメインターゲットにしている」わけではないようです。そもそも、「エロ」を求めるのであれば、もっと過激な雑誌はたくさんあるし、ネット上にもいろんなサイトがあるわけです。むしろ、『週刊プレイボーイ』の現在の主なターゲットというのは、僕くらい(30代半ば)の「コンビニで買い物のついでに雑誌を買ってしまう中年男性」なんですよね。もちろん、編集サイドは「まだプレイボーイを読んでいる若いつもりの読者」に対して冷水をぶっかけないように、若者向けのフリをした軽めの文体を駆使しているようなのですけど。
 

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