琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「いじめられた経験」を語る人々

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/200701/graph/22_2/

「ミス日本」に関する記事なのですが、僕がこれを読んでいて驚いたのは、

「いじめについて言いたいことは」という質問には10人中5人がいじめられた経験を告白し、当時の辛さを思い出し涙ぐむ候補者も出た。

という部分でした。もちろん統計学的有意ではないのですが、こういう公の場で「告白」できるレベルの「いじめられた体験」を語れる人が50%!
そんなトラウマからくる自分への自信のなさが、こういうコンテストに彼女たちを向かわせているのか、それとも2人に1人くらいは「人前で語れるくらいのいじめられた体験」を持っているものなのか、あるいは、今の芸能界のトレンドが「いじめられ体験」なのか?
僕もいじめられたことはあったけれど、正直、今から思い出すとそんなにたいしたことはなかったような気がするし(リアルタイムでは、そうとう辛かったですけどね)、人前で話すようなことじゃないと思うし、だから本を読むかゲームで遊ぶか勉強するしかなかったので今の僕がいる、のも事実だし。
ひとつ言えるのは、流行としての「いじめられ体験談」を気軽にするような人間を、僕はものすごく軽蔑するということです。彼女たちがみんなそうだとは思わないけれど、「本当にいじめられた経験」っていうのは、絶対、人前で簡単に話せるようなものじゃないよ。

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