琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「子育てしながら働くということ」

http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20070329#p3

 これを読みながら、僕はなんだかとても悲しくなって涙が出そうになりました。「子どもを育てる」っていうのは、なんて大変なことなんだろう、と。
 うちは医者同士で結婚して、いまでもお互いの職場が遠いので週末婚状態なわけなのですけど、「子ども」ができたとして、育てていけるのだろうか?と考えると、本当に暗澹たる未来予想図しか浮かんでこないのです。少なくとも、2人でこのまま臨床医として入院患者さんを持ったり、当直をしていったりするのはムリなのではないかなあ、と思います。いや、僕自身も、「当直しなければならない、救急車の対応をしなければならない生活」そのものに、かなり疲弊しているのも確かなんですけど。
 少なくとも、われわれ2人の力だけでは、バリバリの臨床医という仕事と子育てを両立していくのは難しいのはよくわかります。でも、僕は自分をもうちょっとレベルアップさせたいと考えていますし、妻も自分の仕事にプライドを持っていることを知っています。僕の両親はもう他界しているので、妻の実家にお願いするという手もあるのでしょうが、それでも、お互いの今の仕事そのものが「寝るために家に帰る」というレベルであるため、あまり依存しすぎるわけにもいかないでしょうし。
 人生というのは、何かを選択しなければならないこと、なのかもしれません。「自分で面倒みられないようなら子どもなんて作るな」というのも正論でしょう。僕はそんなに子ども好きでも子どもが欲しくてしょうがないわけでもないけれども、「子どもがいない将来」を想像すると、なんだかとても怖くなるのです。
 僕の知人の医者夫妻は、「子どもは作らず、二人で稼いで50歳でリタイアして、その後はのんびり暮らす」ことにしたそうです。
 医者同士で結婚された諸先輩方は、どうされていたんだろうなあ……
(id:natsuki821さんに、ぜひ一度伺ってみたいものです。医者同士の夫婦って、離婚するケースも多いし……)

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