琥珀色の戯言

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プロポーズ大作戦・最終回

http://www.fujitv.co.jp/propose/index2.html

ネタバレです。


 もし自分の披露宴であんなスピーチされたらかなりのディープインパクトだろうなあ……とか思いつつ観ていた最終回なのですが、正直最後のハッピーエンドはちょっと無理矢理すぎる気がしました。僕としては、あの健のスピーチでお互いに一区切りつけてそれぞれの未来へ、という終わりで十分だったと思うんだけど。
 まあ、それでも最後、ベタに2人が結ばれるところまで描かずに「寸止め」にしたのは良かったのではないかと。あれで2人の披露宴とかで終わってたら僕は引きます。

 しかし、この最終回を観ながら僕がずっと思い出していたのは、柴門ふみの『同級生』ってマンガなんですよね。テレビドラマにもなっていたから、30代〜40代の「トレンディドラマ世代」の人たちは記憶にあるのではないでしょうか。
 あのマンガがまだ若かった僕にとって印象的だったのは、「ようやく結ばれた」はずの同級生なのに、ふたりは結局、それぞれの「現在」こそが最良の選択なのだということを否応なく思い知らされる、ということでした。大人なんだけど何を考えているかわからない今の彼、可愛いんだけど面白みのない新しい彼女、でも、それこそが「現在の自分の居場所」なのだという結末。
 いや、健と礼って、もしこれでうまく結ばれたとしても、しばらくしたら、「やっぱり多田さんのほうが……」って話になるんじゃないか、と僕は思うのです。多田は「結ばれるべきものは結ばれると信じている」と言っていましたが、彼は彼なりに「自信」を持っているはずです。あの言葉は、「真の結末」を暗示しているのでは……というのは深読みでしょうか?
 大人的には、「多田も健も礼も、とりあえずいろいろあるんだろうけど、披露宴は流して、後で好きなようにすればいいのに」とか考えてしまうわけですよ。あれでは3人とも今後の人生にマイナスすぎないか? それこそ、今からだってやりなおせるんだから、「結婚式・披露宴の会場で決着をつける」ことにこだわらなくてもいいじゃないか、と。
 まあ、こんなことを考えてしまうのも、僕が「新郎体験」をしてしまったからなのかもしれませんけどね。あの席であんなスピーチされたり花嫁に逃げられたりしたら、多田さん女性恐怖症・結婚恐怖症になりそう。

 あと、今回最も気になったのが、長澤まさみはやっぱり胸大きいなあ、というのと、学校でブランコをやっている長澤まさみの「パンチラポジション」に山下智久が不自然に立っていて、しっかりガードしていたことでした。最終回くらいいいじゃないか!ケチ!

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