琥珀色の戯言

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シーマン語録2 ☆☆☆


シーマン語録〈2〉悩める小魚への145の賢言

シーマン語録〈2〉悩める小魚への145の賢言

「おまえ自身の過去ほど教訓の多い題材ないぞ、おまえにとって」「恋愛にはしばらく宿無しの期間があってもいいんだ」 恋愛、人生、人間関係、仕事…。悩み多き現代人へ、シーマンからのアドバイス。

書店で偶然見かけて購入。そういえば、前作の『シーマン語録』も買った記憶があります。
僕はドリームキャストの『シーマン』にはかなりハマった記憶があって、「飼い主の務めを果たせよ」なんて罵倒されながら毎日シーマンの世話をしていたのですが、最近発売された『シーマン2』には、正直まったく食指が動かなかったんですよね。『シーマン』にあれだけハマっていたにもかかわらず。
どうして、『シーマン2』にはそこまで惹かれないのだろう?
初代のときは「ディスプレイの中の『生物』と声でコミュニケーションできる」ということそのものが魅力的だったのですが、最近はそんなことでは驚かなくなってしまった、と言いたいところなのですが、「音声でのコミュニケーション」を用いたゲームというのは、2003年発売のプレステ2『オペレーターズサイド』くらいだったんですよね。
シーマン2』に興味が湧かなかった要因は、僕が「めんどくさいことにはかかわりたくなくなってしまったから」なのだろうか?

(うんこを食べる人間がいない理由として、してはならないことをどう伝えていくか、という話題のなかで)


実はうんこが臭いんじゃない。そうプログラムされているだけなんだ。神様はうまいよね。

(職場の上司と相性をよくする方法を問われて)


うまくいかないくて当然なのが人間関係。
相性の悪い人とうまくやる方法を世界中の誰もが探してるんだ。
海外のベストセラー本を見てみろ……。


確かに「いいこと言っている」のですよねシーマンは。
ただ、僕はなんとなくこの『2』でのシーマンの言葉は「いいこと言ってやろう」というような「色気」が鼻につきすぎる気がしてなりません。ちょっと説教臭くなりすぎてしまっているようにも思えるし。どうせこのセリフ書いてるのは斎藤由多加さんなんだろ、とか言いたくなってしまうんですよね。
シーマン』という存在そのものに幻想を抱けなくなってしまった人にとっては、単なる「名言っぽい言葉集」なのかもしれません。けっして「つまんない」ってわけじゃないけど、このくらいの「名言集」なら、ネット上にもけっこうありますし。


シーマン語録 現代人への185の賢言

シーマン語録 現代人への185の賢言

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