琥珀色の戯言

【読書感想】【映画感想】のブログです。2016年8月より、『はてなブログ』に移行しました。

プレステージ ☆☆☆☆


内容紹介
すべてのシーンに罠がある・・・『バットマン ビギンズ』の監督が仕掛ける世紀の超一級サスペンス・アクション!
<ストーリー>
2人の天才マジシャン、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)はライバルとしてしのぎを削りあう2人だったが、ある舞台でのマジック中、アンジャーが水槽からの脱出に失敗し、ボーデンの目の前で溺死する。翌日、ボーデンは殺人の罪で逮捕され、死刑を宣告される。ボーデンはそこに恐るべきトリックの存在を感じる。これはアンジャーが仕掛けた史上最大のイリュージョンではないのか-。やがて明らかになる驚愕の真実とは?

観終わって思わず「何だこれ?」と呟いてしまいました。いやほんと、確かにこれは「驚愕の真実」だ……というか、「真実」なの?
面白いかつまらないかと訊かれれば「面白い」と思いますし、好きか嫌いかと尋ねられれば、「僕は好き」です。ただ、「嘘だと知りつつも、その嘘を笑うことができる」というタイプの人じゃないと、もしかしたら腹が立ってくる作品かもしれませんね。
最初の30分くらいまでは、画面は薄暗いし、登場人物の見分けがつきにくいしで、けっこうストレスを感じていたのですけど、後半は本当に楽しめました。しかし、クリストファー・ノーラン監督も、けっこう思い切った映画作りをする人ですよね。あのトリック(って言ってもいいのだろうか……)は、「ブラックオニキスでいきなり魔法を使う」ようなものなので、ある意味「世界観をぶち壊している」のですから。
まあ、「マジックに取り憑かれた男たち」の与太話として、「ここまでやるか!」と失笑しながら観る、というのが、この映画の楽しみ方なのだと僕は思います。
それにしても、マジシャンにとって、「マジックのタネ」っていうのは、まさに「命綱」なんですね。最近はけっこうあちこちで、マジックのタネを公開する番組」をやっているけれど、あれって同業者にとっては、身を切られるような思いなんじゃないかなあ。「タネがわかれば全然面白くなくなる」というのは観客の側もわかっているはずなのに。

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