琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

星野真里さんのブログでの「誤解」


ふぅ〜|星野真里 オフィシャルブログ 「ことばあそび」

まずは↑のエントリをどうぞ。

僕は星野真里さんのブログが大好きで、ずっと通っているのですが、このエントリに対して、翌日、こんなことを星野さんが書かれていたのです。

本日のお仕事|星野真里 オフィシャルブログ 「ことばあそび」

以下、↑のエントリからの引用です。

昨日の記事、
大阪をバカにしていると感じてしまった人がいるとかいないとか。
私はまったくそんなこと思っていませんからね。
でも読み返してみると、
確かにそう捉えられても仕方がない書き方をしているような・・・。
不愉快にさせてしまってごめんなさい。

 当該エントリを最初に読んだときは、「大阪をバカにしている」とは全く感じなかったのですが、そう言われて読み返してみると、「大阪の空気は臭い」と書いてあると思う人もいるかもな、という気がします。
 僕は大阪に愛着がなく、星野真里さんには好感を持っているので、「これは大阪という街のエネルギッシュな雰囲気とそこで頑張って仕事をしていた星野さんの気分の高揚を表現しているんだな」と判断したのですが、大阪の人にとっては、やっぱりちょっと「不快」なのかもしれませんし、「これで不快になるのはおかしい!」とも言えないんですよね。僕の感覚としては、よく読めば「大阪が臭い」って書いてあるわけじゃない、ということは伝わるんじゃないかと思うけど……
 だからといって、「ちゃんと読めばわかるだろ、日本語の勉強してこい!」などと「誤解している人」を罵倒してもしょうがないですよね。「そういう書きかたをしなければいい」のかもしれないけど、こういう「誤解を招く可能性がある表現」を極限まで削っていけば、軍隊の命令書みたいにしていくしかないわけで。

 この「臭い」って言葉はけっこう曲者ではあるのです。
 どこで聞いたかは忘れてしまったのですが、「他人に言われていちばん傷つく言葉」の第一位が、

 おまえは臭い。

 だったそうです。
 臭いのことを言われるっていうのは、目に見えないし、自分ではよくわからないことが多いし、見た目のことを言われるよりも、はるかに辛いことらしいのです。1週間風呂に入っていないとか、明確な原因がある場合には対処すればいいことなのでしょうが……

 星野さんは、この意見に対して過剰に反応することもなく受け流しておられ、それはたぶん正しい態度だと僕は考えているですが、あらためて、「ことばで何かを表現すること」の難しさを思い知らされた話でした。

アクセスカウンター