琥珀色の戯言

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イーグル・アイ ☆☆☆


映画『イーグル・アイ』公式サイト

あらすじ: アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。(シネマトゥデイ

金曜日のレイトショーで鑑賞。観客数は20人くらい。
僕はこういう「何かわけのわからないものに操られていく、先の見えない物語」というのは好きなので、最後まで飽きずに観ることができました。
ただ、この物語で描かれているような「管理社会への恐怖」って、もう、現代人のほとんどが「麻痺してしまっているもの」なんですよね。というか、テーマとしては「ちょっと古い」感じ。
彼らが本気で「邪魔者を排除」しようとするならば、もっと静かで確実な方法をとるはずで、この映画のような「手荒なやりかた」は選ばないでしょう。
まあ、そうなるとアクション映画ではなく、ホラーかサスペンスにしかなりません。

「メッセージ性」みたいなものは無視して、「いちいち派手だなあ!」なんて苦笑しながらアクションシーンを楽しむ映画なんだと思います。アラというか、「論理的整合性」を突き詰めたらキリがないですが、それなりに緊迫感もありますしね。

それなりに楽しめる、アクション映画の佳作ではあると思います。

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