琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

ナイト ミュージアム ☆☆☆☆


<ストーリー>
何をやってもうまくいかないバツイチの失業男ラリー。別れた妻の再婚にとまどう彼にとって、離れて暮らす最愛の息子との接点を失うのは堪え難いことだった。息子を失望させないためにも職探しに奔走する彼は、自然史博物館で夜警の仕事に就く。恐竜の骨や動物のはく製、太古の彫刻、ジオラマや人形が並ぶ、そこは夜のとばりが降りると、もう一つの顔を覗かせる。そう、これらが生命を宿らせ、館内狭しと動き出すのだ! とどまるところを知らない混乱に、ラリーは唖然・呆然とするばかり。その上、この博物館ではある怪しい計画が密かに進行していた。ラリーはこの混乱を収め、博物館を守ることができるのか!?

 現在『2』が公開中の『ナイト ミュージアム』、なんとなく観る機会がなかったのですが、現在TSUTAYA半額レンタル中だったので、借りて観てみました。
 これまで観ていなかったのは、「ちょっと子供向けかな」というイメージのせいもあったのですが、まあ、実際「ちょっと子供向けの物語」ではあるんですよね。夜の博物館で、展示物が動き出したら……なんて発想そのものが「子供らしい発想」だと思うしね。
 でも、この『ナイト ミュージアム』、大人が観ても、けっしてつまらない作品ではありません。むしろ、「子供の頃のことを思い出しながら、楽しく観られる」映画ではないかと思います。ストーリーはありきたりといえばありきたりなのですが、実写で、こういう「おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさ」と「あまり説教くさくないけど、それなりに勇気と元気が出るファンタジー」を両立させた映画は珍しいのではないかなあ。
 僕はこれを観ながら、「ああ、これは息子にみせてあげたいなあ、将来見たら喜ぶんじゃないかなあ」と思っていたのですが、実は、こういう話って、子供にとっては、「家の人形が夜に勝手に動き出すんじゃないかと怖くなる」かもしれません。少なくとも、僕が子供の頃見たら、そう感じたのではないかと。
 機会があれば、『2』も観てみたいと思います。僕はこの映画、けっこう気に入りました。

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