琥珀色の戯言

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20世紀少年 最後の希望 ☆☆☆


20世紀少年(第2章) 最後の希望 通常版 [DVD]

20世紀少年(第2章) 最後の希望 通常版 [DVD]

“血の大みそか”から15年後の西暦2015年。人類滅亡計画は悪魔のテロリスト・ケンヂ一派の仕業とされ、“ともだち”は世界の救世主と崇められていた。一方、高校生に成長したケンヂの姪・カンナは、やがて洗脳施設「ともだちランド」へと足を踏み入れ、 “ともだち”の真相にも近づいていくが、新たに現れた“しんよげんの書”の存在に、再び翻弄されていく。
やがて、世界最大の危険地帯と呼ばれる新宿・歌舞伎町に、“ともだち”が視察に現れることになった。折しもカンナは歌舞伎町の教会にいた。
「しんよげんの書~ 2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまうだろう」<救世主>とは誰なのか・・・?そして、世界は・・・?

僕は「原作未読、映画の第1章はテレビとDVDで鑑賞」しました。
この<第2章>、最初は「スケールが大きそうな話なのに、描かれている範囲は狭いなあ……なんか話も全然進まないし……」なんて思いながら観ていましたが、後半はけっこう盛り上がってきました。
いやしかし、この<第2章>の主役は、なんといっても、「ともだち」ですね。この作品ではケンヂ一派はほとんど何もできず、「ともだち」の独壇場。
例のシーンなどは、「みんなが奇跡に歓喜の涙を流す」よりは、「死んだフリかよ!」とツッコミを入れるほうが、よっぽどリアリティがあるんじゃないか、とは思ったんですけど、そういう「お約束」も含めて、「DVDで観るならけっこう楽しめるレベルの作品」だし、「ここまで観ると、やっぱり続きが気になる」のも事実。
でも、この映画って、どう考えても「ともだち」が主役だよなあ。あと、準主役が小池栄子さん。小池さん、すっかりこういう「S系女子の役」がハマりまくっています。
逆に「ケンヂ一派」は、人が多いだけに、なんとなくそれぞれの人の印象が散漫になってしまうんですよね。
けっしてつまらなくはないのですが、なんか終始「あらすじを読まされている」ような印象ではあります。
それにしても、サダキヨの出番短かったな……

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