琥珀色の戯言

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モテキ ☆☆☆☆


モテキ DVD豪華版(2枚組)

モテキ DVD豪華版(2枚組)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
森山未來主演の人気TVドラマ『モテキ』の劇場版。突然のモテキに翻弄された恋愛下手の草食系男子・藤本幸世の1年後を、原作者書き下ろしのオリジナルストーリーで描く。ヒロインは長澤まさみ麻生久美子仲里依紗真木よう子。2枚組の豪華版。

 実は僕、『モテキ』のマンガもドラマも観たことがなく、この映画が『モテキ』初体験でした。
 最初は、なんだこのわざとストライクゾーンを外そうとしているような映画は!しかし、リリー・フランキーさんって、こういう「女にだらしない男」の役、上手いよなあ……とか思いながら、ついていけない自分を感じずにはいられなかったんですよ。
 でも、ストーリーというより、40男にはツボな選曲や映像の面白さを楽しむための映画なんですよね、これ。


 うーん、この映画の長澤まさみさん、いいよなあ。いろんな意味で、ちょっとだらしない感じが。
 麻生久美子さんは、ひたすらかわいそうなんだけど。
 しかし、もっとこう4人の女性入り乱れるような展開の映画だと思っていたのだが、長澤さんが軸で、麻生さんがぼちぼち、という感じ。仲さんと真木さんの出番は少ないです。
 まあ、2時間だと、そうなっちゃうんだろうなあ。
 使われている音楽がアラフォー男の僕にはやたらとツボで、橘いずみが出てきたときには、思わず「この曲かっ!」と叫んでしまいました。
 いやあ、20代前半の僕は、本当に真剣に聴いていた曲なのに、いま、こうやって聴くと「若気の至り、だったなあ……」としか思えないのは何故なのだろう?
 いまの若者たちには、この映画の選曲は、どう映っているのだろうなあ。
 カラオケボックスレーザーディスク(いまはDVD、でしょうか)で流れるような映像を、あえてつくっているというのも面白い。


 いや、「恋愛ドラマ」としては、そんなに印象に残るようなものじゃないんですけどね。
 テーマとかは恋愛の教訓とかは抜きにして、長いミュージックビデオを楽しむような観かたが良さそう。
 でも、リリー・フランキーさんの

 彼氏がいる女は、敵はひとり(彼氏)だけど、彼氏がいない女は、世界の半分が敵なんだぞ。

 というセリフは、後日、ちょっと使わせていただきました。


 なんというか、バカバカしくもあるし、こんな「モテキ」は僕の人生とは無縁なのですが、けっこう面白い映画でした。
 30代〜40代には、ちょっと「若すぎる」映画なのではないかと予想していたのですが、むしろ、僕くらい(40歳前後)のほうが、選曲に涙できる分、トクなのかもしれません。