琥珀色の戯言

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きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲(今回は☆評価は無しにします)


参考リンク:映画『きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲』公式サイト

あらすじ: ソドー島で火災が発生し、消火にあたるトーマスとパーシー。そこへ放水可能な新しい機関車ベルが現われ、あっという間に鎮火してしまう。それを機にベルと仲良くなるトーマスを見て、パーシーは仲間外れにされた気分に。すると、かつてトーマスと争ったことのあるディーゼル機関車ディーゼル10がパーシーに近づく。ディーゼル10の仲間となって気を良くするパーシーだったが、彼らがソドー整備工場を占拠し、トーマスを捕えようとしているのを知ってしまう。ディーゼル10を信じた自分を恥じたパーシーは、トーマスを救い出そうと動き出す。


僕にとっては、2012年15本目の劇場鑑賞作品。
3歳の息子にとっては、映画館デビューの作品となりました。
連休中の15時からの回で、館内は7〜8割の入り、親子含めて、70〜80人といったところ。


今回は、僕にとっては、映画の内容よりも息子の様子のほうに注目していたので、評価の☆はつけないでおきます。
観る前に、本編が60分ちょっとというのは、短いなあ、と思っていたのですが、途中で泣いて出て行ってしまう子供たちなどをみていると、むしろ、「このくらいが限界なのかなあ」という感じでした。
ちなみに、鑑賞料金は大人1300円、息子が900円。なぜか豆乳を親子1個ずつもらいました。


それまで画面を真剣に観ていた息子も、45分くらいのところで、「ながいー」と言い始めたんですよね。
映画館で宣伝していた「でんしゃとしんかんせんの映画」は、「お子さんの映画館デビューに!」って推されていたのですが、その長さは45分間(ちなみに、子供料金は1コインの500円)。
なるほど、大人にとっては短く感じるけれど、子どもにとっては、このくらいの長さが限界なのだなあ。
上映時間の長さにも、子供向けの戦略があるんですね。
 

ちなみに大騒ぎすることも愚図ることもなく、かなり順調な映画館デビュー。
途中、ディーゼル10が登場したところで、いきなり後ろを向いてシートに顔をうずめてしまったので、「今日は昼寝してなかったから、寝ちゃったのかな……」と思いきや、どうもディーゼル10が怖かったみたい。
いたずらばっかりしていますが、まだまだ子供なんだなあ、と微笑ましくなりました。
本人にとっては、切実な恐怖だったようですが……


それにしても、『きかんしゃトーマス』って、けっこう心の暗部を浮き彫りにするような内容が多いですね。
今回は、親友トーマスが新しい仲間たちのほうばかり向いていることで不安になってしまったパーシーが主人公。
こういう状況って、子どもにもよくありそうです。
観ていて僕の印象に残ったのは、パーシーがさんざん周囲を困らせる原因を作った挙げ句に、「トーマス、ごめんよ」と言ってきたときに、怒ることもなく淡々と受け止めるトーマスの姿でした。
主人公なだけに、優等生であることを強いられているようなトーマス。
うーん、主人公って、大変だ……


息子の映画館デビュー作ということもあり、僕にとっては、忘れられない映画となりました。
息子はたぶん、すぐに忘れてしまうのだろうけど。

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