琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

中堅サイトの傲慢

一ヶ月以上前に書いた
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=68818&pg=20040111
という文章を
http://d.hatena.ne.jp/Noko/
http://d.hatena.ne.jp/cammy/20040223
などで取り上げていただいて、あらためて自分で読み直してみたのだけれど、けっこう僕は傲慢なのだなあ、なんていう気がしてきた。

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20030907
↑のような時代もあったことを考えると、メールとかBBSの書き込みをもらえるだけ御の字のはずなのだが、今となっては「日記才人」の掲示板に対してすら「宣伝書き込みうざいなあ」とか思ってしまう。まったく宣伝ナシで中堅になったサイトなんてあるわけないのに。

でも、昔には戻れないなあ、というのも偽らざる気持ちだ。同じ人が同じことを書いていても、知らなければ誰も読んでくれないのが現実で、仮に綿矢りさが別のペンネームで宣伝なしに本を出版しても今のようには売れないだろう。
弱小サイトは弱小なりに「ブランド」を形成するのは、けっこう大変なのだ。

僕はいつも「読み逃げ禁止」とか「このサイトに来た人は、必ず書き込みしていってね!」とかいうのを見るとディスプレイに向かって苦笑しつつ、BBSを覗いてみる。そこには「○○から飛んできました〜♪」というような書き込みが溢れていて、正直、そんな書き込みにレスつけるのなんて、拷問以外の何者でもないと思うのだけどねえ。

少なくともサイト上の僕は傲慢な人間なので、こういうスタンスは今後も変わらないと思う。ただ、近い将来には、「日記」+気が向いた日に、厳選した文章ひとつ、くらいの規模にしたいな、と考えている。「活字中毒R。」は、ある意味役割が終わったような気もするしね。

ところで、あらためて読み返してみたら、「マニアックな憂鬱」は、けっこう面白いなあ、と自分では思った。でも、みんなが「面白くない」と思うのもよくわかる。

アクセスカウンター