琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

私たちに人が裁けるか?

http://www5a.biglobe.ne.jp/~susume/index.htm
http://aozora.sub.jp/blog/archives/000137.html

僕は「裁判員制度」については、積極的に賛成というわけではないけれど(めんどくさいから)、逆に「諸外国の人たちは最初から人を裁けたのか?」という疑問も感じます。そんなの、アメリカ人もフランス人も最初はムリだったんじゃないか?と。でも、彼らはその制度を自分たちの責任として受け入れて長年トレーニングすることによって、一応(まあ、殺人事件がいきなり人種問題と結びついて無罪になっちゃったりもするみたいですが)この制度を維持してきたわけです。僕の感覚としては、今の裁判の「判例主義」というのは、僕が実感している「罪の重さ」と必ずしも量刑が比例しておらず、そういう「判例主義に偏らない国民感情」みたいなものを反映するという意味では、国民が裁判に参加するというのは、間違ったことではないと思うのです。
「私たちは法律の専門家じゃないし、感情に流されやすい」
逆に、そういう「感情」を反映するのが、この制度の役割なのではないでしょうか?
「証拠の真贋を判断できるのか?」という点については、おそらく「証拠の真贋が問題になるような裁判」というのは、テレビドラマならともかく、現実には、ものすごくレアケースだと思いますし。

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