”対マスコミ”と”対インターネット”http://homepage3.nifty.com/logical/index.html
確かに、「不特定多数に向けている」という意識は、サイトの社会性を保つにはプラスに働くと思います。まあ、すべての個人サイトが「社会性」を志向する必要もないでしょうけど。
ところで、僕もよく「マスコミの嘘」というのを書いてみたりするのですが、その一方で、「マスコミの嘘を取り上げるにも、マスコミの書いた記事が必要」という現実もあるんですよね。「批判する対象」がないと、当然批判も成り立たないわけで。そして、多くの場合に批判する側の労力は、そのオリジナルの記事を書く側の労力に比べたらはるかに軽微なものであるのも間違いないので、あまりに安易なマスコミ批判に走るのはどうかなあ、などとも思うのです。
言っちゃ悪いが、マスコミの記事と同じくらいか、あるいはそれ以上に「扇情的なマスコミ批判」というのは「ハズレ率」が高いような気がしますし。
こういうサイトがメディアからの反撃を受けないのは、今のところ「反撃する価値もない」からでしかありません。千万単位の新聞と何百、何千単位のサイトとでは、所詮、影響力が異なるわけで。
とはいえ、インターネットという「チェック機構」には、やっぱり大きな可能性があると思います。
先日のシャープとイオンの争いでも、多くのTVニュースは「シャープがイオンに謝罪して、シャープ製品の取り扱いが再開された」とという内容だったのですから。
あと、インターネット上にも、大きなアクセスを他のサイトに与えられ、影響力のある「マスメディア的なサイト」が存在しているのも事実なので、「マスメディア」と「ネット上のサイト」というのは厳密な境界はないのではないでしょうか?
「2ちゃんねる」とかは、「マスコミの敵」であると同時に「ひとつのマスメディア」でもあるわけですし。