http://www.oriori-no-uta.com/diary/?date=20040714#p01
あらためて考えてみると、その通りだなあ、と思います。
輸入牛肉と国産牛肉の違いくらいはわかっても、普通の「国産高級和牛」と「特選松坂牛」のあいだに、僕達は値段ほどの「違い」を感じられるのかどうか?
パソコンだって、コアなユーザーじゃない、僕のような「インターネットとメールとオフィス」くらいのユーザーにとっては、セレロンの1Gであろうが、ペンティアム4の2.2Gであろうが、CPUの体感処理速度なんて、値段ほどは変わらないんですよね実際のところ。といいつつも、数字とかイメージ上のハイスペックに惹かれてしまうのもまた事実。
だいたい、温泉で「いいお湯」とか言うけれど、1日浸ったくらいで有意に健康になるってものでもないだろうし(「湯治」でもすれば別なのかもしれないけど)、あれも「非日常、リラクゼーションのイメージ」を買うものなのでしょうね。
以前、某百貨店で「近海本マグロの回転寿司」のニセモノを出していたというのがニュースになっていましたが、これを指摘したのは水産関係の人でした。「専門家じゃないと、『違い』なんてわからない(もしくは、自信をもって指摘できるほどものじゃない)」ようなものに、けっこうなお金を払って有難がっていたりするんだろうなあ。