この年になってから思うのだけど、今から考えたら、僕はなんてバカな生き方をしてきたのだろう。30年も生きていれば、タイトルのような選択をする必要性があったり、「部活の和を乱さないために好きだったけど受け入れられなかった関係」や「勉強する時間のために犠牲にしてしまった趣味」なんてもののひとつやふたつはあるはずだ。
でもね、本当は「仕事も恋人も、それなりに折り合いをつけてうまくやっていく方法」というのは、大部分のケースで必ずあるのだ。にもかかわらず、多くの人生の選択の場面で、僕たちは「どちらかを選ばなくてはならない悲劇の主人公である自分」に酔いしれてしまっているのだ。
だいたいさ、サイトの更新だって1日30分もあればできることだし(もっとも、「マメにメールを返したり掲示板にレスしたりする人はそれどころではないだろうけど)、「勉強の息抜き」に、これ以上の趣味はないような気もするのだが。
ほんと「絶対に両立できない選択」なんていうのは、少ないから。
勝手に選択の幅を狭めて「どちらかを選ばなくては」なんて考えているのは、自分だけだったりするものなのだ。