琥珀色の戯言

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[野球]パリーグプレーオフは西武の勝利

ダイエーの選手が試合終了後呆然としていたのが印象的。パの会長が「プレーオフは興行的には成功」とのコメントを出していましたが、確かにそうだと思います。いい試合も多かったし。しかしながら、ある種の「理不尽な感じ」が残ったのは厳然たる事実でそれは僕がこういう優勝決定方式に慣れていなかったためか、それとも制度としての根本的な問題なのかは、よくわからないのだけど。
実際のところ、ダイエーがこの流れで勝っていれば「プレーオフは面白い」ということで丸く収まるんだけどなあ。

ところで、野球というスポーツは、けっこう試行回数を増やさないと強さの順番がつけにくいところがあると思うのだけれど、プレーオフのような短期決戦であれば、何年か前にランディ・ジョンソンカート・シリングの二枚看板でワールドシリーズを制覇したダイヤモンドバックスみたいに、「超A級の先発投手2人と、あとはB級の先発投手」のチームが、「先発投手5人がすべてA級のチーム」より強い、という結果が出やすいものだ。もちろん、140試合やれば、後者のほうが上位になることが多いのだけど。
もちろん、「長丁場も短期決戦にも強いチーム」というのは作れるのだが、それにはものすごい金と時間がかかってしまう。
そもそも「日本シリーズ」というのだって、真の「日本一」を決めているのかは怪しくて、両チームが30試合くらいやれば全然結果は変わる可能性はある。

ただ、「これで優勝」と言われて、西武の選手たちも心境は複雑なようだったなあ。
「全部ホームゲーム」というのは、上位チームがけっこう有利そうなんだけど。

ちなみに、メジャーリーグの「プレーオフ」というのは、各地区の優勝チーム+各リーグの2位チームのうちワイルドカード枠がひとつ、という編成なので、同じ「プレーオフ」という名前でもかなり違うものだと思う。

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