琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

エリザベス女王敗


負けた、負けた、また負けた…
正直、3コーナーの時点で、「早く前の馬を捕まえに行けよバカ!」とテレビの前で叫んでしまうようなレースでした。この秋はこんなのばっかりです。
考えてみれば、この「スローペース症候群」って、何年か前からずっと言われているのだから、とりあえず前に行く馬を買っておけばよさそうなものなんですけどね、ええ。
今回は、秋天からの中1周が不安視されたアドグルは、「お母さんのエアグルーヴが、エリ女3着から、中1週でJCに出走した際、「こんなローテーションで来るわけないだろ!」とさんざんバカにしていたら、エルコンドルの2着に突っ込んできて悶絶した苦い経験から本命にできたのですが、「やっぱりローテーションからするとスティルだよなあ」と去年さんざん馬券的にお世話になったこともあり、スティルインラブとの枠連をしこたま買い込んで、さらに両馬からスイープとエルノヴァまで抑えるという万全っぷりにもかかわらず、スティルはみたことないくらい入れ込んで馬が貧相に見えたのには、本当にがっかりしました。早熟だったのかな、やっぱり。ドーベルとかファレノみたいに、牝馬限定戦なら十分強いはずだと思っていたのですが。
あと、スイープ軸とかありえないと思ったのに、けっこうスイープから馬券が売れていたのにはびっくりしました。あの気性、あの脚質では、強いときは強くても、安定感は期待できないと思うのだが。
それにしても、オースミハルカは強くなったねえ。ああ強くなったよ。本当に迷惑な強さだったがね。最後にアドグルと併せたせいで、ちょっとまた伸びたよなあ。ほんとくたばれ武豊。買わないと来るし、買うと来ないかヒモに変な馬を連れてくる。もっと早めに交わせよ。メイショウバトラーのほうが、パドックでは断然よく見えていて、むしろこっちじゃないかと思っていたのに。そもそもハルカとバトラーが競り合って共倒れというシナリオを競馬を知っている玄人筋は確信していたはずで、こんなに美しく折り合ってしまった上に、後続の馬たちがチンタラ追いかけているのにはムカついた。3コーナーですでに、「早く捕まえに行けよバカ!」とオジサンは激怒していたぞ。
たぶん、すべてのレースはスローペースなのだと思って馬券を買うしかないのだろう。あとはぺリエとルメールと岩田。
でもなあ、この2番人気と5番人気で馬連3200円とかいうのを見ると、みんな中途半端に競馬わかってるなあ、とか思うよ本当に。わかっている人ほど当たらない最近のG1レースくたばれ。
それでも、カルストンライトオデュランダルみたいなわけのわからん馬券よりははるかに当てやすいと思うのだが、向こうは2400円だったのだから、ちょっと意外だと言えなくもない。みんな今年は負けがこんでいて、点数を絞りこみすぎたのか…
どうして馬券が売れないかって、それは、客が納得できないレースが多すぎるからだよ。高額配当が出ればいいってものじゃない。オグリ時代に競馬が盛り上がったのは、オグリキャップというスターホースがたまに負けながらもほとんど勝って、2着にも強いライバルが入って馬券も当たったからだ。堅い馬券のほうが、的中者だって多いんだから。

それにしても、アドグル本命で今日のレースを獲れなかったのは痛い……
このあとはマイルCSとJCと2歳戦と有馬だから、秋のG1全敗も見えてきた……

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