琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

なんでこんなのに手術するの?

http://www.mypress.jp/v2_writers/hidamari_kei/story/?story_id=844940


 ああ、臨床医を6年やって、病理に2年お世話になっている僕にとっては、身につまされる内容でした。そういうのは、臨床経験がないから、というだけではなくて、そういう発言をする人の「想像力の欠落」という面も大きいのではないかなあ、とも思うんですけど。職種というより、個人の資質の問題かも。
 でも、僕の上の先生は、こんなことも言っています。【臨床の立場を考えるのも大事だけれど、病理医は病理医として、あまり臨床に引きずられずに診ていかなければならないときもある。お互いの立場を配慮しすぎて「馴れ合い」になってしまい、「それもしょうがないよね」と擁護しあっていては、医療の質は向上していかないから】って。
 それに、病理をやってみて感じるのは、「顕微鏡で診たからっていって、すべての病気の診断がつくわけじゃない」ということです。臨床情報はものすごく大事なのに、診断用紙に「生検:これは何ですか?」とか書かれていたりすると、忙しいのはわかるけどさ…と毒づきたくもなるのです。クイズじゃないんだから…

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