藤田vsイブラヒム
初出場のレスリングの金メダリスト・イブラヒムとアマレスの名選手だった藤田が、なぜかボクシングの試合をはじめてしまい、藤田のパンチがカウンターで入っておしまい。いや、ケンカならそれもアリだろうけど、プロの格闘家の試合としては、お互いの長所を全然見せない試合ってどうよ?野球選手がサッカーで勝負しているようなものじゃないのか?
サップvsバンナ
ルールも滅茶苦茶だけど、試合内容も…最後まで2人ともよく立っていた、というよりは、両方ともスタミナ切れで、ヘロヘロになっていただけという感じ。サップとか露骨に背中向けてて、それはそれでスゴイなあ、と思いました。まあ、どっちにとっても「負けられない試合」だったのは事実だろうけど、「2人とももうダメだな…」としか…
曙vsホイス
これがメインイベントであること自体、K−1のネタっぷりを露呈しているわけですが、内容もある意味「期待通り」のものでした。残りの放送時間からして短い試合になることは確実でしたし。
どうやったら曙が勝てるのか?というより、「どうやって曙に負ける相手を探すのか?」のほうが、2005年の注目点になりそうです。一昔前だったら、「ウリナリK−1部」にでも入っていそう。
ただ、格闘技っていうのは、僕のような非マニアにとっては、あんまり完成された試合というのは面白くないのも事実で、そういう意味では、あまりに正攻法すぎるPRIDEよりも、完全にネタ重視のK−1のほうが、「面白い」ところもありました。
息詰まる試合が多かったPRIDEと笑える試合が多かったK-1。