琥珀色の戯言

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ニッポニア・ニッポン放送

ニッポン放送の経営権に関するニッポン放送社員声明文
http://www.1242.com/info/seimei/

 まあ、とりあえず「リスナーのため」って言っとけ!というような風情もありますが(たぶん、病院の理念の「患者様のため」というのも、同じように思われているんだろうなあ…)、経営権を握る前から「一律給料カット」とか「ネットでの人気投票の結果で番組改編」とか、今までやってきた人たちからすれば理解し難いような「改革」を打ち出していれば、そりゃ嫌われるのもむべなるかな。
 とはいえ、ニッポン放送の社員の人たちは、本当に今のままで良いと思っているのでしょうか?テレビの隙間産業になってしまい、聴かれているのは職場のBGMかカーステレオだけ、というような状況下で、これからも今の体制下にいることを選択するならば、ハッキリ言って、ラジオは「衰退が約束された産業」としか思えないのですが。もちろん、沈みかけた船だからこそ、美しいシンフォニーを奏でたい、というのであれば、それはそれで素晴らしいことなのですが。それに、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のことを鼻高々に語っているけれど、このイベントって、買収劇と関係あるの?オーナーが代わったくらいで、はいそうですか、と止めちゃう程度のものなの?
 いろいろ書きましたけど、ラジオというメディアが、どんどん袋小路に入りつつあるのは事実ですし、何の疑問もなく現状追認でいいのか、ということは、考えてみるべきではないかと思うのです。ライブドア支配がイヤなのはわかるんですけどねえ。
 堀江さんもとりあえず今の段階では「ウチがオーナーになっても、現状維持!」とか言っておいて、支配してから手のひらを返せばいいのに、頭が良いのか悪いのか…

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