琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

手紙

 僕はかなり古くからid:hibigenさんが書いてきたものを1ファンとして読み続けているのだが、今まで書かれたものの中で、誰かや何かを傷つけるために書かれたものは、ひとつも無かったと思う。そして、それを読んで「小児科はキツイから入局するのをやめよう」とか「好きで医者をやっているくせに、患者に文句を言うのか」とか言う人がいる一方で、子供と接するhibigenさんの姿を読んで小児科に興味を持つ医者の卵とか、今まで「白衣を着た別世界の人」だと思っていた小児科医の「人間としての姿」を感じて、少しずつ医者に気遣いをしてくれるようになってくれた人というのは、けっして少なくないと思うのだ。そういう反応は、声高な「言いたがりの人々」の声に、かき消されがちなのかもしれないけれど。
 僕は仕事が忙しいときに、こうやって合間をみて何かを書くことによって、少し身軽になれる自分を感じることが多い。たぶん、hibigenさんもそんな感じで、だからこそ、忙しい仕事の合間に更新したりしているのではないかなあ。書くことそのものが好きな人というのは、なんとなくそれが伝わってくるものだ。
 だから、書きたいことを書きたい時に、書きたいだけ書けばいいのだし、「休止」とか「閉鎖」とか「復活」とか、もうどうでもいいのだ。

 でも、hibigenさんが書く文章のなかで僕が一番好きなのは、やっぱり子供とのふれあいを書いたものなのだ。hibigenさんは別にかわいそうな人ではないし、小児科は辛いばかりの仕事じゃない。読んでいて「羨ましいなあ」なんて思うことも、けっこうあるし、そういう人は、けっして僕だけじゃないはずです。

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