琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

個人情報の価値

個人情報といえば、僕が以前読んだ別冊宝島(だったと思う)のネット関連の書籍に記事を書いていた下関マグロというライターさん(こういうのに「さん」が必要なのかどうか、正直よくわからないというか、要らなさそうな気もしつつ)が、「露出者」という本を出している、というのが執筆者後記に書いてあって、
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972190145
それは、↑なのだけど、要するに自分に関するプライベートな情報を徹底的に書いて公開してしまっているわけだ。自宅の住所や電話番号(!)まで。しかしながら、マグロさんがそのことによってものすごくひどい目に遭ったという話は聞かないし、それこそ妙齢の女性や有名人、資産家でもないかぎり、たとえば僕のような30過ぎのオッサンの個人情報などに興味を示すのは、マンションを売る人とかダイレクトメール業者くらいのものだ。もちろん、それはそれでものすごく迷惑なんだけどさ。

 実際に「個人情報を守れ!」なんて騒いでいる人の大部分の個人情報は、たぶん、「全体に公開」にしても、誰も見向きもしないような気もするんだよね。Yahoo!さんなどは、「個人情報」の価値は、500円と試算しているわけだし(個人情報流出時の「おわび」の額から)。500円なんて、安すぎ!と思うけれど、実際のところ、500円以上の「実害」が出るのかといわれれば、それを証明するのはちょっと難しいのだろう。
 ひょっとしたら、個人情報の流出よりも、個人情報が流出しても、誰も見向きもしてくれないという状況のほうが、人間というのは寂しいのかもしれない。実際に公開されてみたら、本当に「たいしたことないこと」だったりするのだ。だってさ、男性諸氏は、SNSでの「オトコの本名」なんて、まともに読んだことないんじゃない?
 この「露出者」だって、そんなに売れたり話題になったりしたわけじゃないみたいだし。
 僕も「こんなことをする人がいるんだ」と思いつつ、読んでみようとは思わなかったものなあ。

 ちなみに、下関マグロさんのページ
http://fuzoku.sexdrug.jp/maguro/
 ↑ただし、18禁っぽいです。

アクセスカウンター