琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「クレヤボヤンス マイミクシィ」

(From「Mixi非公式ニュース」http://d.hatena.ne.jp/mixi_love/

http://d.hatena.ne.jp/ending/20050617#p1 (by ENDING ENDLESS 雑記帖)

この考察そのものもかなり興味深い内容なのですが、「選考委員の5人のうち、3人が田中康夫の名前を出す、mixiが題材の小説」というのは、どんなものなんでしょうね。

<僕の推測>
(1)「クレヤボヤンス(透視能力)」だから、mixiのプロフィールやコミュニティから、勝手にマイミクシィに妄想を抱いてしまい、ストーカーとなっていく人の話

(2)「Mixi」でのコミュニケーションに関して、やたらと注釈が多いだけで、内容はあまりない「mixiというものが、わかったような気になる」小説

(3)「mixi」のプロフィール欄を見るだけで、その人がどんな人かをプロファイルしてしまう捜査官の話

(4)人の心を見抜く能力がある女の子が、ある平和な大手コミュニティに侵入し、そこの常連たちの本音を暴いて似非仲良しコミュを崩壊させていく話(筒井康隆の「七瀬シリーズ」風)

 それにしても、これを読んで思ったのが、この間書いたhttp://d.hatena.ne.jp/fujipon/20050610#p2の【書店は今、次々に発刊されるブログ本に飽き飽きしており「ネット関連の本」と聞いただけでいやな顔をする店もあるという】話で、結局、僕くらいが「新しい」と感じるようなことは、どこかで誰かが形にしていしまっているものなのだなあ、とあらためて思いました。

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