琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

その昔、WEBは梁山泊だった。

僕も最近表に出て何かをアピールするよりは、内にこもってチクチクと書いてばかりいるのですが、ブログ時代になって思うのは、なんだかみんな「ブログ内コミュニケーション」で満足しすぎなんじゃないかなあ、ということなのです。いつも同じような人が、同じようなコメントを書いている、そんなブログって多くないかい?まあね、そういう「馴れ合い」こそがネットの面白さだという意見を全否定するつもりはないんだけれども、ちょっと前の「テキスト庵」とかは、良くも悪くも一癖ある、「世界よ!(オオゲサ)俺の書いたものを読んでくれ!!」みたいな雰囲気が満ち溢れていて、なんかこう世の中にうまくフィットできないんだけどなにかを表現しなくてはいられないような人々が、跋扈していたような印象があるのです。ブログのおかげで、みんなが「発言者」になれるようになった一方で、書いてあるのは「みんなと同じこと」だったりするんだよなあ。
なんというか、いま世界に存在していることに文句を1000回書くくらいなら、一度でいいから、自分の言葉で何か新しいものを世界に生み出してみてはどうかな、と思うよ。
何かを「嫌い」といい続けるくらいなら、誰かに「嫌い」と言われたほうがマシだ。
「嫌い」であっても、その瞬間は、相手にとっての主役なんだからさ。

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