- 作者: 赤塚不二夫
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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赤塚さんというのは、ものすごく真面目にものすごくバカなことをやろうとし続けている人なのだなあ、と。
印象に残った言葉
【オレでも、1割バッターなんだよ。】
TVプロデューサーの森本茂樹さんが、ヒット番組を生み出すのは難しい、という話をしていたら、赤塚先生は、「当ったり前でしょ。そんなにヒットを量産できるわけないよ。オレはこれまで60作以上の作品を描いたけど、当たったのは『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』『ひみつのアッコちゃん』など6作品だけ。1割ヒットを打てば、充分なんだよ」と仰られたそうです。
赤塚先生の場合は、ヒットといっても「大ヒット」なのですが、確かにそうだよなあ、とも思うし、今みたいに漫画家とその予備軍がたくさんいる時代では、1割だと厳しいかなあ、とも思うし。
それにしても「天才バカボン」を今あらためて読んでみると「どうしてこんなことを考えつくんだろう?」と思えてきてしかたがないです。本当に凄い。