琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

テキスト風聞帳

http://horaana.mokuren.ne.jp/

↑のサイトの10/16で、「テキスト庵」の「テキスト風聞帳」のことが取り上げられていたのだけれども、この「テキスト風聞帳」というのは、「テキスト庵」の参加者が、気になったサイトやその内容をみんなに紹介・コメントというコーナーで、僕が「テキスト庵」に参加しはじめた2002年のはじめくらいには、新しいサイトの「発掘」の場所として、非常に評価が高い場所でした。当時は、あそこで誰かに紹介してもらうと、平均50アクセスくらいの集客効果があったように記憶しています。
しかしながら、この「風聞帳」が、どうして無くなってしまったかというと、
(1)有名登録サイトの人たちが、お互いに紹介しあってしまうという「馴れ合い」批判があった。
(2)この「風聞帳」の場所を使って、特定のサイトに非難をくりかえす人が出てきて、ポジティブな新規開拓の場のはずだったのに、風聞帳の場における「バトル」がしばしば起こるようになってしまった。
(3)紹介されるサイトが人気サイトに偏っており、無名サイトに不公平だという批判があった。
(4)自演コメントが横行し、信頼性が失われた。
 まあ、だいたいこんなところだったと思います。
 「日記才人」には「日記じゃんくしょん」という他サイト紹介コーナーが今もあるのですが、こちらは参加サイト数のわりには閑散としています。なぜかといえば、「日記じゃんくしょん」への投稿のなかには、「○○さんこのあいだはありがとうございました」とか「いつも読んでます」というような、全くもって「読み手の興味をそそらない紹介」が多くて、本来の「開拓の場」という機能を果たしていないんですよね。「こんな空気読めてないコメントをするのはどんなヤツなんだ?」という気持ちで、投稿者のサイトをのぞいてみることはあるとしても。
 実は、「風聞帳」のような「他サイト紹介システム」の成否というのは、システムそのものよりも「レビュアーの質」にかかっているのです。そして、「テキスト庵」の経験から言えば、「他の人のサイトを紹介するのが上手い」人というのは、おしなべて「自分のサイトに書く」のも巧かったのです。これだけサイトが増えているのですから、「レビューサイト」っていうのは、「新規参入」したい人にとっては、けっこう脈アリのジャンルだと思うんですけどねえ(ただし、叩かれやすいのもまちがいない)。

 ちなみに、「他サイトの紹介のしかた」について、昔書いたものをいくつか挙げておきます。言及しているリンク先が消えていたりするのは、御容赦を。

・「紹介コメントと自作自演」

・「他のサイトの紹介コメントの書き方」

アクセスカウンター