琥珀色の戯言

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芥川賞、直木賞候補作決定

http://www.asahi.com/culture/update/0105/001.html

最近、「えっ、もう次の候補作発表?」と驚くことが多いのは、僕が年とって時間の流れが速くなってきているからなのでしょうか。僕はもともと純文学にはほとんど手が届いていないので、芥川賞候補作は、正直よくわかりません。知っているのは、松尾スズキさんと絲山秋子さん(この人は、そろそろ直木賞のほうに行くのかと思っていたのですが)、名前を聞いたことがあるのが伊藤たかみさん、という感じです。
直木賞の方は、↑の記事にもありますが、「実力派が揃った」という印象。「このミス」で圧倒的1位で、6回目の候補ということもあり(このくらいになったら、目がないと候補にもしづらいのではないかと思うし)、「容疑者Xの献身」は当確なのではないかなあ。あまりに「ミステリ寄り」の作品ではありかもしれませんが。あともう一枠あるとすれば、という話なのですが、そろそろ恩田陸さんか伊坂幸太郎さんあたりか。しかし萩原さん、姫野さんにしてもそうなんですが、「実力派が揃った」という一方で、どの人も、この作品で受賞するんだったら、以前のあの作品で…と、つい考えてしまいます。伊坂さんとか、最近はちょっと「安定勢力化」しているような気がするし(でも僕は「死神くん」とか好きだったので、「死神の精度」は好きです。伊坂さんも読んでたんじゃないかな、と勝手に想像しています)。恩田さんにしても、それなら「夜のピクニックで…」という気もするしねえ。しかし、考えようによっては、ここで恩田さんを受賞させて、映画化される「夜のピクニック」を文庫にして売りまくる(まだ早い?)、というような手もなくはないか…

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