琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

『白夜行』感想

http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/

 正直最初の30分はかなり苦痛でした。なんだかもうひたすら「出口のない迷宮」を観せられているようで。僕はこんなこと偉そうに書いてますけど、基本的には楽しいことや気持ちいいことのほうが好きな人間なので、あの子どもたちが置かれた状況のあまりの痛々しさに、「もう観るのやめようかな…」と何度も思いましたよええ。感想をネットに書こうと思ってなかったら、チャンネル替えましたきっと。「ようやく明日は金曜日という夜に、なんでこんな救いようのない話を観ているのだろう」ってかなり真剣に感じたもの。
 それにしてもあの子どもの頃の雪穂役の女の子(福田麻由子さん)は、本当に凄かった。なんというか、同じくらいの年でも、あの年頃では、女の子のほうがものすごく大人だったよなあ、とかあらためて思い出したもの。それを考えると、成長して綾瀬さんになって、むしろ「子ども返り」してしまったのではないかという違和感も無きにしもあらずなんですけど。というか、ほんと今日の第1回だけでもうお腹一杯。武田鉄矢も、もし仮に子どものどちらかがが犯人だとしても、そんな真実暴いたって誰も幸せにならないんだからうやめとけよ、とかも思ったし。
 ただ、僕は自分があの子どもだたら同じことをしたかもしれないと感じたし、大人っていうのは、やっぱり「自分の子どもには見せられないようなこと」をやっちゃいけないのだよな、と心から反省した。僕は幼児趣味は全然ないので、そういうことを言うのは「差別」だと思われてしまうかもしれないけれど、そういう趣味に対してまで「個人の嗜好だ」という感じで寛容になってしまっている今の社会やネットに対して、危機感を持ったのは厳然たる事実。やっぱり、「ダメなものはダメ」なのだ。大人にとっては、浮気だって「遊びの範疇」なのかもしれないけど、そういうものが子どもの心に与える影響っていうのは、大人が思っているよりもはるかに大きいものだし。
 実は僕は原作未読なのですが、このあと「トラウマを理由に2人が悪いことをしまくる」というような話だったら嫌だよなあ。でもほんと、このドラマって本来18禁にすべきものじゃないのだろうか。「失楽園」とかよりも、はるかに観た人間の心にダメージを残しそうだし、子どもだったらなおさらだろう。結局「セカチュー」コンビで歌まで柴咲コウかよ!というのはあるんですけど、逆に、だからこそ「救いようがある」ドラマなのかもしれないけどさ。これ、確かに続きが気にはなるけど、観ても幸せにはなれそうにないよなあ。今後も観続けるかどうかは悩ましい。ヘタしたら録画だけして一生観ないかも…

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